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晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

秋の夜長

2018-10-24 06:28:23 | 人生
五時を過ぎれば夕闇迫る季節となり、
一日が慌ただしく過ぎていきます。
衣も靴下から上着まで秋仕様に変わりました。

年の初めに文学全集の読破を目指していましたが、
とりかかった世界の文豪にてこずりました。
長編でカタカナの登場人物が多く途中で断念です。

捲土重来この秋取り組んでいるのが日本文学です。
こちらは二冊目に入ることができました。


先ずは夏目漱石の「坊ちゃん」を読み切ることができました。
明治後期に書かれた小説ですが、
漱石自身が若き日に松山の学校へ赴任した一年の分身とも思えるが、
世間知らずで無鉄砲な新米教師を、
田舎の学校で起こる様々な出来事に対して、
新旧の考え方を基調にしてコミカルに描いています。

「坊ちゃん」先生を通じて近代日本の課題であった自由な空気を、
描きたかったと感じました。
まだ読んでいないが「吾輩は猫である」でもこのような調子で、
当時の社会を風刺したかったのでしょう。
この姿勢が100年以上愛読される所以かな。

続いて読んでいるのは与謝野晶子の「みだれ髪」です。
詩人であることは知っていたが、
この本を開いてびっくりです。
短歌集でした。
恥ずかしながら小説かと思っていました。
ちょっと文体は読みづらいところもあるが、
読後感は読み終わってからにしましょう。

ベッドの中での読書ですから、
一小節を読むのがせいいっぱいです。
秋の夜長は睡眠にあてています。

< 秋の夜長読むより寝るが幸 >
コメント (2)
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