昨日は4月の雨といっても一日中降っていればうすら寒く、
屋根のある作業場と言えど全てスルーしました。
ふと床の間を見ると兜が飾ってあります。
端午の節句が近づいて妻が飾ったようです。

これは45年前に長男が生まれた折に、
妻の実家が祝ってくれたものです。
その義両親はもう居ない。
当時は4月に入ったら鯉のぼりも揚げていました。
18年前に男孫が生まれた時もそうでした。
孟宗竹を切り出し杭を打って高々と泳がせていたものです。
しかし我が地域で鯉のぼりはもう10年近く揚がっていない。
一番若い男子でも10代後半しかいないのが現実です。
市外に住んでいる男孫たちはもう大学生と高校生です。
13年前に兜の前で遊ぶ下の男孫の姿が懐かしい。

この兜飾りの前で遊ぶことはもうないだろうが、
爺婆の生ある限り端午の節句には飾って健康に育ってくれるよう祝いたいものです。
< 代を超え兜に託す過疎の村 >