風吹く豆腐屋

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塞翁が馬

2017-02-20 23:53:22 | Weblog

「人間万事塞翁が馬」

以前からこの言葉について考えることはあったけど、

20歳の時と30歳の今ではその言葉の重みが全然違うことに気が付きました。

当たり前といえば当たり前なんだけど、

そう思ったとき、なんだか大きな発見をしたような気になりました。

年重ねればつらい思い出も楽しい思い出も増えるし、それらは密接に関係してますよね。

 

重要なのは、「災い」の全てが「幸福」に変わるのではなく、

一部は禍根を残したまま「災い」として残ることだと思います。

「100%災い」もなければ「100%幸福」もない。

そして分離した要素はそれぞれ新たな「災い」や「幸福」へと変わっていく。

 

「糾える縄の如し」というのも見事なたとえだなと改めて思います。

それは2本の縄ではなくてきっと無数の細い糸を結ったものなんだろうな。