風吹く豆腐屋

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かき揚げの思い出

2022-05-07 17:26:02 | Weblog

妻と子供が実家に帰って一人だったので、夕ご飯を食べに職場のそばのうどん屋に行きました。

35歳にしてしっかり糖尿病の診断基準を満たしてしまったので、
内服薬を始めると同時に炭水化物は控えるようにしています。
甘いものも甘くない炭水化物も大好物の僕としてはつらいところではありますが、
食事制限と内服薬を始めてから少し体調がいいような気がします。

でもたまにはいいんです。たまには。

1玉ではちょっと物足りないけど、2玉食べると多いので、妥協して1.5玉。
サイドメニューに野菜かき揚げを取りました。
野菜を食べたら健康になるなんて無茶苦茶なことは言いません。
単純に僕が好きだから取っただけの話です。
かき揚げ、おいしいですよね?

かき揚げをかじりながらふと昔のことを思い出しました。

22歳の時だったから・・・今から14年前。
僕に14年前があったなんてなんだか嘘みたい話のように感じますが、間違いなく現実です。

あの年の夏、部活の同期で海水浴に行くイベントを企画しました。
当然ではありますが、都合が合わなくて何人か参加できませんでした。

自分で言うのもなんですが、こういうことに関しては僕はフェアです。
自分が企画に参加したいのに参加できない人が出るのはかわいそうだったので、
参加できない人を誘ってかき揚げパーティしました。
当時のブログにも書いたかもしれません。

かき揚げを選んだのは僕の独断です。
別に参加できなかった同期が特別かき揚げ好きだったわけではありません。たぶん。笑。
かき揚げパーティが海水浴の穴埋めになったのかどうかはよく分かりません。
拒否しなかったということはそれなりに楽しんでくれていたのだと信じたい。

あれ、でもそもそもかき揚げってパーティするようなものだったっけ?


何を言いたいのかというと、年を取ったんだなと感じたという話です。
少し前だと思っていたことがもう14年も前だなんてちょっと衝撃的です。

その月日に見合うものを僕は身に着けたのか。

働くのに必要なスキル、技術。
家庭。妻と子供。
自分自身の精神的な成熟。

正直あまり自信がありません。

この前、子供が誘拐されるドラマを見ていてものすごく不快な気持ちになりました。
ああ、自分にも親としての感覚がいつの間にか備わっているんだなと感じました。
妻からすればまだまだ親として不十分なことが多いのでしょうが。

自分には瞬発力がありません。
地道に少しずつやっていくしかないなーと思う今日この頃です。