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2020.7.4 『697m峰』(点名:新入峠)  立派な林道歩きから藪へ  

 この週末はまず、

占冠の三角点を目指すべく金曜の夕方Hiromi を拾って、

占冠村(しむかっぷむら)に向かった。

目的地の近くで車中泊し、

土曜の朝はゆっくり起きだして、

道々610号線の赤岩トンネル入口に移動した。

トンネルの南側入口に駐車し、

7時55分、林道ゲートを越えてスタート。

林道はゲートから入ると既に、

雑草に覆われて廃道と化していた。

朝露に濡れた草だらけの林道歩きは、

決して気持ちのよいものではない。

間もなくワークマンで買った、

安くて薄いが丈夫なロングスパッツを装着した。

雑草はその多くがシダ類その他の、

柔らかいものなので、

笹がはびこるよりはましだった。

歩き出して1kmほどで林道分岐に至るが、 

驚いたことに他方から合流した林道が、

どういうわけか簡易舗装されていた。

これには驚かされたものだが、

逆に気持ちの悪い草漕ぎに、

ここで終止符が打たれたことにホッとした。

改めて地形図を見てみると、

簡易舗装された道路は、

赤岩トンネルの我々とは逆側から、

川に沿って伸びているものだった。

その後は快適な簡易舗装の林道を歩くことになった。

林道は徐々に高度を上げていく。

また、そこを車が通ることはない。

明るく快適な林道を歩き、

標高640mで林道上のピークに達した。

するとそこに重機が現れた。

どうやら森林の伐採が始まったようだ。

但しこの日は作業が行われていなかった。

林業業界も人手不足と聞く。

それで今は週休二日制に、

改められたのかもしれない。

そんな伐採現場を目にしたあとは、

一旦下降して同高度差を登り返した。

その地点で進行方向左手の奥に、

目指す三角点が存在する。

ただちに笹藪に突入!

笹はそこそこ濃いが、

一旦開けて古い作業道に出た。

それをまたぐように越えて、

笹藪に再突入!

ここから目指す三角点までは、

わずかな距離なのだが、 

笹の密度と高さが急激に増した。

頑強で濃い笹は思うように進ませてはくれない。

足元も当然確認なぞ出来ないため、

スマホの地形図による三角点探索が頼りだ。

そしてようやく見つけた。

後方で姿の見えないHiromi に、

大声で知らせる、

「あったぞーっ!」

10時ちょうど、三等三角点、「新入峠」(ににうとうげ)

タチバサミで濃密な笹を丁寧にカットした。

そして記念撮影をして下山開始。

笹の海を泳ぐように脱して、

再び林道に戻ってダニチェック!

しかしダニは着いていても一匹だった。

今年はダニが少ないようだ。

 下山は登路の林道をそのまま下った。

登路でヒグマの糞をけっこう目にしたので、

それを数えながら歩いてみた。

すると全部で9箇所に落ちていた。

ヒグマの影がけっこう濃いところだ。

11時45分、駐車地。

笹が濃くて三角点標石の発見が難しかったのだが、

それを発見できたことに満足し、

途中昼寝の時間をとり、

夕張市真谷地へと車を走らせた。

そして かんぱーいっ!!」

その夜真谷地の空には異常に明るい月が輝いていた。

 

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