北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2020.7.5 『真谷地炭山』(463m) 旧産炭地のピークへ!
日曜の朝、夕張の真谷地で目覚めると、
外は素晴らしい晴天だった。
この日は短い行程の「真谷地炭山」と決めていたが、
夜露に濡れた笹薮を漕がなければならず、
当然上下雨具が必要となるので、
我々としては早めの7時前にスタートした。
「真谷地炭山」には今年の4月一人で登っている。(そのときの記録)
今回はHiromiが登っていなかったので、
Toshiの故郷の山ということもあり、
一緒に登ってみることにした。
但し前回とはルートを変えて、
作業道からほぼ直登とした。
真谷地の奥にはもう人が訪れることはほとんどなく、
静まり返った舗装道路脇の駐車帯に車を置いてスタート。
すぐ作業道「真谷地炭山線」のゲートが現れる。
ゲート内に入り少し行くと、
「真谷地炭山1号線」の分岐となるので、
この1号線に入った。
前回はこの分岐をそのまま直進して、
別ルートで登っている。
作業道を歩いていると一枚の標識が目に入った。
森林管理署による人工林の案内標識だが、
それには「昭和29年10月」と書かれていた。
昭和29年と言えば私が生まれた年。
もう66年も前にここでは、
造林事業がなされていたのだ。
炭都としての灯火が消え、
住人がほんの数名だけになってしまったこの地で、
かつては採炭作業だけではなく、
造林事業も行われていたことを思うと、
感慨深いものがあり、
しばしそこにたたずんでその案内標識に見入ってしまった。
作業道は西に伸びている。
Co.310で尾根に取り付き、笹薮に突入した。
最初は背丈が高い笹が密生して、
なかなか前に進めない。
しかし100mほどでそれを過ぎると、
笹薮は高さも密度も低下して歩きやすくなった。
夜露に濡れた笹が雨具の下半身をずぶ濡れにする。
ただ、水分が付着する分、
身体を冷やしてくれるので助かる。
藪が濃い時は終始私が前を歩く。
そして藪が薄いかなくなると、
Hiromiが遠慮することなく前に出る。
広い尾根をほぼ直登して行くと、
最後は急登となり、
突然ピークに飛び出す。
そこで前を行くHiromiが三角点標石を見つけ、
「あった!!」と叫ぶ。
周囲が樹木に囲まれていなければ、
なかなか感動的な風景が広がると思われる。
スタートしてちょうど1時間で、
三等三角点「真谷地炭山」。
下山も同ルートをたどったが、
その途中で木の間越しに南の風景が見えた。
まるで緑の公園のように美しい風景だ。
思えば4月この山に登ったとき、
その風景を目にし、そこを歩きたいと思ったものだ。
約2時間ほどの山歩きを楽しんで駐車地へ。
この時期雨具を着用しての山歩きは、
時間的にこの程度で十分だ。
これ以上は暑くてかなわない。
日曜日というのは帰宅してからの洗濯や、
あと片付けがあるので、
時間に余裕ができるとありがたい。
この日もそんな時間ができてよかった。
そして夕方は余裕をもって「サイゼリヤ」へ!