北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2020.7.11 『298m峰』(点名:魔狐阜) 短時間で登れる二等三角点
土曜の午前中「下穂別」から下山後、
穂別に一軒だけあるコンビニで、
美味くて簡単な昼食を摂り、
直近の三角点を有する山へと向かった。
この「穂別」はかつて「穂別町」という、
独立した自治体だった。
それが平成の大合併で、
隣りの鵡川町に吸収されてしまった。
従って現在は鵡川町穂別地区となっている。
それが私の中では今なお違和感が残り、
つい「穂別町」と言いたくなる。
穂別市街地から鵡川に架かる穂別橋を渡り、
鵡川町方面に約1.5kmほど走ると、
左手に「千熊線」の林道入口が現れる。
二等三角点「魔狐阜」(まこぶ)へは、
この林道を利用すると藪こぎが短くて済む。
地形図を見てそう判断し、
とりあえず車で林道に進入した。
ゲートが施設されていない林道を、
500mも進むと伐採地となり、
十分なスペースがあったので、
そこを駐車地として、
11時25分、徒歩でスタートした。
この頃になると晴れた空から太陽が照りつけ、
かなり気温が上がっており、
スタート直後からひどく体が重い。
本当に暑さに弱くなった。
車の通らない静かではあるが、
大変暑い林道を登って行く。
そしてCo.150で地形図上の林道分岐が現れたので、
予定通り新たな林道に入った。
しかしそこここで林道が廃道となっているように、
ここも同じく廃道と化していた。
そんな林道をわずかばかり入ったところで、
目の前の広く緩やかな尾根に乗り換えた。
足元の笹は背丈が低く大変歩きやすい。
Hiromiがいつも通りグイグイ登って行くのに対し、
私は消耗しきってヘロヘロ。
Hiromiはすぐに写真を撮れる範囲から逸脱してしまう。
まあ、辺りは変わり映えのしない風景が続くのだが。
ただ、緑が濃くて大変美しい。
Hiromiはグイグイ、私はヨタヨタと登り、
12時ちょうど、二等三角点「魔狐阜」(まこぶ)。
樹木に覆われたピークだが、
その切れ間から穂別の市街地が間近に見えた。
さすがは二等三角点、
樹木がなければ素晴らしい展望が広がるだろう。
ここは短時間で登れる割に、
人が訪れることがなさそうで、
三角点の標石が笹に埋もれていたので、
Hiromiと笹を刈りきれいにしてやった。
下山は登りに比べると楽なもので、
淡々と下って12時44分、駐車地。
暑さでぐったりした私は、
片付けを済ませてしばらく昼寝をした。
その間に屋根の上でザックや登山靴を干すのを忘れずに。