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2020.7.12 『375m峰』(点名:大森)  コンパクトだが形のよい山

 日曜日の朝は穂別の稲里地区で目覚めた。

この稲里地区はヒグマの影が濃いところで、

 

過去に山菜採りの人が遭遇し、

命を落とす事故が発生した。

この朝穂別川に架かる、

「山本橋」まで移動する間の農道で、

数ヶ所ヒグマの糞を目にした。

そして駐車地をスタートして、

すぐの林道入口に真っ黒い糞!

前日の夕方ここを通った時にはなかったものだ。

 「大森」は樹海温泉はくあの駐車場からよく見える。

その標高ゆえ小振りだが、

鋭角のピークを持つ姿は、 

登行意欲をかきたてられる。

そんな「大森」には今年の4月、 

一人で登ってみた。

当日は雨模様だったので、

晴れた日に再度登ってみたいと思っていた。

またHiromi が初登であることも後押しをした。

7時35分、「山本橋」たもとの駐車地をスタート。   

林道「稲豊線」に入るとすぐ、  

エゾシカの防護柵とゲートが現れる。

しかし、このゲートの外に先ほどの、   

ヒグマの糞があったわけで、 

ヒグマはどうやってゲートの外に出た?

そこでHiromi 曰く、

「ゲートの扉を手で開けて出たんじゃないの?」。 

ちょっとちょっとぉ、

やめてよねえ、バカなこというの~

扉は簡単に開かぬよう鎖が絡めてある。 

林道を「今村の沢川」に沿って、

500mほど歩いていて、 

沢が林道から離れる地点で、

古い伐採用の作業道に入った。

しかしこの作業道は背の高い雑草に覆われ、

足下は水がたまってグチャグチャだ。

気持ちの悪さをこらえて歩く。

ただ背後には稲里の風景が広がりだす。

そして笹藪に入っていくが、

密度がかなり濃く、

思うようには進めないので、

回避して針葉樹林に逃げ込んだ。 

しかし長くは続かず再び笹薮へ。

ただ当初よりは薄くなったので、

それらを押し退けて進む。

しばらく笹藪を進み、

Co.300で再び針葉樹林に入った。

 

そして若い笹に覆われた、

古い作業道を登っていく。

前回はこの笹が薄かったと記憶していた。

Hiromi はこの日も元気で、

どんどん先に行く。

やがて針葉樹林が切れると、

前方に緑の笹斜面が現れる。

これを登りきると目指すピークだ。

ところがこの斜面はかなり斜度があり、

手足を使って登らなければならない。

「ピッケルがあれば」、と感ずる場面だ。

ヘイコラ踏ん張って登り、

8時40分、四等三角点「大森」

樹木が密生して展望は効かないが、

何もなければいい眺めだろう。

それにしても緑が美しい!

下山も同ルートをたどった。

藪漕ぎも下山は楽だ。

9時40分、駐車地。 

短い行程ではあったが、 

なかなか内容の濃い山行を終え、

早々と帰途についた。

 

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