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2020.7.24 『上徳冨』(225m)~『泉山』(233m)  自然味あふれる里山へ

 四連休二日目、

金曜の朝は新十津川町大和で目覚めた。

ゆっくり準備をして、

士寸の「福井谷貯水池」に移動。

8時15分、貯水池のダム下駐車地をスタート。

今回も極力藪漕ぎを避ける予定。

ここからの林道沿いには、

二つの三角点がある。

貯水池下の林道にはゲートがあるものの、

扉が大きく開かれて開放されていた。

ただ、すぐ脇には新十津川土地改良区の、

「立ち入り禁止」と書かれた、

警告板も備えられている。

林道は車両の通行量が多いようで、

路面がしっかりと締まって歩きやすい。

そこにヒグマのフンが現れる。

このフンは貯水池までの間にも数ヶ所あり、

里に隣接しているのに、

ヒグマの影が濃いことを伺わせた。

フンはその後も数ヶ所で目にすることとなった。

車が通らない林道はゆっくり高度を上げて行き、

Co.200で突然前方の樹林が開けて、

広い風景が目に入ってきた。

伐採地だがその先にこのルート上の、

最初の三角点があることを直感させる。

  

そして近付いて伐採跡を少し登ったところで、

それを探すと間もなく標石が見つかった。

9時05分、二等三角点「上徳富」

標高は低いが二等らしく眺めはいい。 

しばし広く美しい風景を眺めて、

次なる三角点を求めて歩き出した。

ここからはほとんど高低差のない、

平坦な林道歩きとなる。

そんな林道を快適に歩いていた時だった。

突然蜂の羽音が耳に入ったと思ったら、

バチッという感触と音がして、

私の左まぶたにぶつかってきた。

更に間髪なく激痛が走った!

一瞬で刺されてしまった。

激しい痛みにしばしその場に立ち尽くした。

しかし蜂の毒が注入されたまぶたには、

その後も終日痛みが残ったままだった。

この日二座目の三角点は、

背の高い笹藪の中にあった。

Hiromi を林道で待たせて、

一人三角点標石を確認するつもりだったが、

笹をかき分ける私の背後から、  

結局Hiromi も着いてきた。

9時50分、三等三角点「泉山」

人が訪れた形跡がなく、

笹に覆われた標石周りを、

きれいにしてやろうと、

ザックからタチバサミを出した時だった、

突然スズメバチが我々の回りに現れた。

それも一匹ではなく3~4匹だ。

直感的に「ヤバイ行くぞ!」

とHiromi に告げてその場を離れ、 

急ぎ林道に戻った。

それでもまとわりついていたスズメバチだったが、

間もなく姿を消した。

おそらく三角点付近に巣あったのだろう。

危なかった。

そのまま復路に入り、

淡々と歩きやすい林道を戻り、

最後に「福井谷貯水池」の風景を楽しんでいると、

水面を何かが泳いでいる様子。

目を凝らすとそれはヘビだった。

テレビでは見たことがあるものの、

実際にヘビが泳ぐ姿を目にしたのは初めてだ。

10時55分、駐車地。

楽で楽しいが、

色々あった山行を終えた。

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