北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2020.12.4 『沙流山』(さりゅうやま・213m) 意外な展望が得られた!
『池売山』下山後、
一旦「池売橋」まで戻り、
橋を渡らず直進した。
沙流川に沿って走るこの道々は、
やがて支流の「オコチナイ川」に沿うように、
方向を変えて登って行く。
そして上空に送電線が走る地点で車を止めた。
ちょうどそこには林道の入口があり、
駐車スペースを確保できた。
『沙流山』に登るためには、
送電線の下を登ることを、
あらかじめ地形図に書き込んでおいた。
駐車地をスタートして、
すぐ路外に出て急斜面を下った。
一旦「オコチナイ川」に下り、
対岸の尾根を登り返すのだ。
静かで優しい小沢に下る。
そして対岸に目をやるとピンテだ。
今まで気付かずに来たが、
北電のピンテには「巡」の文字が入っていた。
予想通りそこから北海道電力の、
送電線保守管理用苅り分け道ができていた。
ただこの辺りの植生は、
背の低いミヤコ笹ばかりなので、
実際にはどこでも歩ける状態だ。
しかし、北電の苅り分け道は、
未知の登山道を歩くようで楽しいものだ。
斜度のある尾根道を、
グイグイ高度を上げていく。
そしてCo.190で一旦ピークに立ち、
そこには送電線の鉄塔が建っていた。
展望が開けたいいピークだ。
そこから西に目指すピークが見えている。
一旦下って急斜面を登り返すと、
うひょ~っ!
素晴らしい眺めだ。
送電線に沿って西と東の眺めがいい。
『幌尻岳』は真っ白だ。
目指すピークは目の前。
ちょこっと下って登り返し、
四等三角点「沙流山」(さりゅうやま)。
『沙流岳』、「沙流川」は、
いずれも「さる」と読むのに、
この三角点名だけが「さりゅう」となっている。
何故なんだろうね・・・
下山は斜度があるので慎重に!
スリップでバランスを崩す場面が、
多々生じるものの、
愛用のピッケルがその機能を十分発揮してくれる。
「オコチナイ川」の沢床まで下り、
道々へ登り返して駐車地へ。
しかしこの登りで不法投棄を目にした。
テレビ、冷蔵庫、冷凍ボックスなどが、
斜面に散らばっていた。
上の道々から投げ捨てられたものだろう。
「自分さえよければ」、
という迷惑にしかならない存在というものは、
どこにでもいるものだ。
しかし、この山はなかなか楽しい山だった。