北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2020.12.5 『敏技沢』(ぴんぎざわ・271m) 美しく広大な笹原を行く!
5日(土)の朝はむかわ町有明地区の、
「有明林道」入り口付近の、
広い空き地で目覚めた。
いや、目覚めたと言うより、
朝4時頃に目覚めてから眠れなかった。
理由はハンターの入山が気になって、
その車が通過する音を聞き逃すまいと、
無意識のうちに神経質になっていたためだ。
ハンターが先に入る山には足を踏み入れたくない。
おかげで起床時は少々不快だった。
そしてしばらく車中でウダウダとしていた。
その後林道を車で走行し、
2kmほどで予定の駐車地に到着。
林道内に車が入った痕跡は見られなかった。
これで安心して登れる。
この山の位置は「平取湖」の北側に当たる。
8時20分、広い駐車地をスタート。
駐車地から目指す尾根に沿って、
古い作業道が伸びていたので、
早速それにのった。
素晴らしい晴天で気持ちがいい。
作業道を登っていくと、
突然前方の視界が開け、
広々とした笹原の風景が広がった。
まさかこの日こんな素晴らしい風景に出会えるとは!
好きなんだよねえ、
この広い風景が!
日に照らされて輝く笹原。
うっとりする風景の中を登るのが楽しい。
そして背後にも雄大な風景が広がる。
何度も振り返りながら歩を進め、
9時ちょうど、Co.210で笹原の中のピークに立った。
南に平取方面の「沙流川」が見えている。
しばし雄大な風景を楽しんで、
東方向の尾根にのった。
木の間越しに目指すピークが見えている。
楽しい細尾根歩きだ。
多少のアップダウンを繰り返し、
9時10分、四等三角点「敏技沢」。
このピークは細尾根の一点に過ぎず、
東西がスッパリと切れ落ちている。
風が強かったなら、
危なくて落ち着いてはいられないだろう。
細尾根はまるで登山道のように、
まだまだ延々と続いていく。
そのままどこまでも歩いていきたいようだ。
下山は登路のルートをそのままたどる。
9時30分、再び「210P」。
ここで目の前の地面に、
ライフルの薬きょうが落ちているのを目にした。
ハンターって、
こんなところまで上がってくるの~?
ここでエゾシカを仕留めたとして、
いったいどうやって下まで運ぶ?
200kgはあるであろう巨体を・・・
雄大な風景を楽しみながら、
広い笹原を下っていく。
9時50分、駐車地。
結局心配したハンターどころか、
車は一台も目にすることがなかった。
そして次の山へ!