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2020.12.19 『魔狐阜』(まこぶ・298m)~『熊ノ沢』(304m) 楽しい里山の縦走
土曜日の『尋内』下山後、
穂別に戻ってニサナイから「千熊林道」に入った。
そして地形図に記された支線林道との、
分岐点にスペースを見つけて駐車した。
『魔狐阜』には今年7月に登っている。
その時はこの地点の一本南側の尾根を登った。
しかし暑くて『熊ノ沢』までは行かず、
『魔狐阜』で折り返して下山した。
今回は地形図に記された林道を利用して『魔狐阜』に登り、
そこから『熊ノ沢』まで縦走し、
往路をそのまま折り返すという計画を立てた。
10時50分、「千熊林道」脇の駐車地をスタート。
すぐ藪に入りショートカットして、
一段上の林道に上がった。
地形図に記された多くの林道がそうであるように、
この支線林道もまた廃道となっていた。
ただ、まだ下草が薄いので、
藪をかき分けて歩くよりははるかに楽だ。
林道はやがて「林道跡」と表現した方が、
的確と思われる状態になり、
更には単なる作業道跡となって、
地形図上の終点Co.220から先へと続いていた。
そして最後は作業道跡を離れて、
11時25分、二等三角点「魔狐阜」。
このピークも周囲の樹木の葉が落ちて、
遠くの風景が見えている。
また木々の間からは穂別の街が見える。
『魔狐阜』から一旦50mほど下り、
南向きの尾根にのった。
アップダウンがほとんどない尾根を行く。
途中で作業道跡が次々に出てくる。
それらの利用できるものは利用し、
そうでないものは尾根上を歩く。
下草は背が低く歩きやすい。
そして地形図に記された256m標高点で、
地形図にはない林道に出合った。
うっすらと雪が積もった路面には、
大型四輪駆動車が走ったと思われる、
はっきりしたタイヤ痕が残っていた。
ハンターだろうがこの日のものではなかった。
林道は我々が進み行く尾根に沿って伸びていたので、
しばらくそれにのって歩いて行くと、
やがて終点となった。
それでまた笹の尾根を歩くことにした。
ところがたいして歩かないうちに、
突然広いところに出た。
驚いて周囲を見回してわかったが、
それは真新しい林道だった。
工事のことを記した標木を見ると、
先月完成したようだ。
これも当然地形図にはない林道なので少々戸惑ったが、
目指すピークはもう目の前だ。
新林道を少し歩いて斜面に取り付き、
尾根に上がって、
12時35分、四等三角点「熊ノ沢」。
ここからも木の間越しによい風景が眺められる。
ゆっくり昼食を摂って休んだ。
下山は往路の尾根筋を、
そのまま忠実に戻る。
次々に現れる作業道や、
枝尾根の間違いやすいところに、
数箇所ピンテを付けていたので、
それらを回収しながら歩く。
最後は再び『魔狐阜』に登り返し、
また遠くの風景を楽しんだ。
北の方角に見慣れない鋭角の山が見えるのだが、
それが何なのかを結論付けるのに、
少し時間がかかった。
それは『佐主岳』(618m)で、
見る方向が変わると新鮮だ。
14時25分、駐車地。
この後厚真町の「こぶしの湯」へ汗を流しに走った。