北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2021.1.17 『長官山』(254m) 目先を変えてオリジナルルート
17日(日)の朝は、
孫たちが起きてくる前に家を出た。
そしてこの日も近い山に登って、
早く帰宅するということで、
『長官山』に登った。
ただ、おもしろいルートを登ることにした。
Hirromiを迎えに行き、
馬追丘陵『長官山』へ。
Hiromiのインターネット環境は改善の兆しあり、
と言うことで一段落。
『長官山』の麓の「マオイゴルフ場」南西側より、
7時45分、スタート。
「マオイゴルフ場」は昨年、
所有者の長沼町と指定管理者の業者の間でトラブルとなり、
営業されなかった。
従って夏場に見下ろすゴルフ場の芝は、
草が伸びたり黄色く変色したりしていた。
しかし積雪期はそんな状態なぞ全く無関係で、
とにかく広い風景が素晴らしい。
スタートしてゴルフ場を縦断した際は、
空がどんよりとして暗く、
せっかくの美しい風景も台無しだった。
Hiromiに遠く見えている「文学台」を確認させ、
「あそこまで行ってみろ」と指示を出す。
ゴルフ場から樹林帯に入ると、
地形は単純とはいかず、
山歩きのセンスと経験が試される。
一度だけ方向を修正させ、
あとは口を出さずに着いていった。
ゴルフ場から一旦小沢に下り、
それを越えて針葉樹林に入った。
広い尾根で笹が少々うるさい部分もある。
それをHiromiは問題にすることなく、
ただただグイグイ登って行く。
トドマツの幹に古いヒグマの爪痕が残されていた。
馬追丘陵にヒグマはいない、
と思っている人が多いようだが、
ヒグマの行動範囲は半径50kmと聞く。
従って広い行動範囲の中で、
この一帯を通ることもあるのだろう。
時折こうした爪跡を目にする。
上空は時間の経過とともに、
だんだん晴れ渡り、
しまいには素晴らしい青空が広がった。
天気予報ではこの土日、
決して良い天気とは言っていなかったはずだ。
私は孫たちの来訪がメインだったので、
この週末の予報は気にしていなかった。
8時55分、青空の下「文学台」。
石狩平野を見下ろす。
Hiromiは肝心の尾根にのってしまうと、
その後のルートをそう間違えることはない。
ここからは遊歩道を歩いて、
木の間越しに見える『長官山』に向かう。
「長沼スキー場」から、
ツボ足で歩いてきた足跡が複数残っている。
9時10分、『長官山』。
誰かいるだろうと思っていたが、
この時点では誰もいなかった。
さて下山だが、一旦100mほど戻り、
送電線の鉄塔まで行く。
それから送電線下の刈り分け道を下った。
傾斜のある道だが、
スノーシューのアイゼンがよく利く。
そして刈り分け道の、
ほぼ中間まで下ったところで、
右に現れる古い作業道に入った。
針葉樹林が濃く、
なんとも薄暗い環境だ。
それを下って行くと、
左手の沢筋に向かって落ち込んでいる、
古い車がある。
見えている助手席のドアに、
「長沼町保健指導車」と書かれている。
町の「保健指導車」が、
いったいどういういきさつで、
ここでこんなことになったのか?
これはここを通るたびに目にしてきた光景だが、
いきさつは別としても、
何故処分されずに放置されたままなのか、
どうにも腑に落ちない。
そんな不思議なものを目にしたあとは、
突然ゴルフ場の陽の光の中に飛び出した。
スタート時点とは違い、
青空の下に広がった広い風景が、
実に雄大で美しい。
Hiromiも「広い景色はいいねえ!」。
最後にほとんど快晴の下の、
素晴らしい風景を目にできたことに感謝!
10時10分、駐車地。
孫たちが待つ我が家に向かって車を走らせた。
そして夕方Hiromiと反省会。
今週末もいい土日だった。