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2021.1.23 『本鳥遠別』(ほんうえんべつ・443m)  思いがけず純白の風景に出会う!

 この週末は土曜の朝、

Hiromiを迎えにいき、

三笠に向かって車を走らせた。

そして三笠に入って行くと、

話しには聞いていたが、

ものすごい雪の量だ。

三笠はこの冬大雪の話題が絶えない、

岩見沢市の隣町だ。

屋根に高く積もった雪に、

今にも押し潰されそうな家屋を、

走りながら何軒も目にした。

そんな中で目的地に着いたものの、

新雪も降った中、

スノーシューではとてもたちうちできないと、

登ることをあきらめて、

栗山町まで戻った。

わずかな距離しか違わないのに、

ずいぶん積雪量が少なくなる。

代案は栗山ダムを基点に登る山。

ここから二案を用意していたが、

ダムまで行って除雪状態を確認し、

『本鳥遠別』に決めた。

先日ここから『本沢』に登った際、

除雪された林道を目にし、

これを利用して『本鳥遠別』に登ろうと思い、

この日その後の降雪にも、

林道の状態が変わっていなかったことで、

挑む決断をした。

林道を車で入って行くが、

対向車が来たらすれ違うことは不可能だ。

しかし心配には及ばず、

ダムから約3km入った「栗山ダム雨量観測」建物横の、

広いスペースに駐車した。

除雪された林道は、

まだまだ先まで続いているようだ。

林業の作業が行われているのだろう。

 10時50分、駐車地をスタート。

1kmほど林道を歩かなければならないので、

スノーシューを手に持った。

スタートしてすぐに鎖のゲートが現れ、

通行禁止の表記があった。

林道を約1km歩いた標高150m地点で、

10時45分、東に登り行く尾根に取り付いた。

と同時に作業道が現れたので、

これを利用して登ることに。

作業道は我々が登りたい方に向かって、

うまい具合に伸びてくれる。

Co.290で作業道を外れ、

尾根筋を進むことにした。

スッキリした尾根が続くと思ったら、

また別の作業道が現れる。

そしてCo.350で突然純白の世界に飛び出した。

伐採地だ。

急斜面が広く伐採されて白一色だ。

あまりの美しさに、

Hiromiとともに感動しきり。

伐採地はその後も現れて、

とんでもなく楽しい山行になった。

広い風景は素晴らしい。

遮るもののない風景の中には、

夕張の『三角山』や『鳩ノ巣山』、

あるいは万字の奥の『幌向岳』などが、

くっきりと見えている。

更に南の苫小牧方面から、

西の馬追丘陵を経て、

北の深川方面までの風景が広がる。

それら全てを目にできるのも、

素晴らしい晴天がもたらしてくれたもの。

「感謝」のひと言だ。

その後も尾根筋を忠実に歩き、

小さなアップダウンを繰り返し、

12時30分、二等三角点「本鳥遠別」

簡単な昼食を摂る。

そし下山だが、

また伐採地の風景を堪能した。

伐採地を過ぎると、

作業道をショートカットしながら、

急な尾根を下り、

13時55分、林道に下った。

また約1kmの林道を歩き、

14時10分、駐車地。

いやあ、素晴らしい山行だった。

三笠からこちらに変更して本当によかった。

私の原風景の中の一座に、

素晴らしい感動とともに立てたことを感謝!

この日の登りは元気なHiromiが率先し、

100%先に立ってラッセルをしてくれた。

この日ほどHiromiを「頼りがいある」、

と思えたことはない。

そんなHiromiにも感謝だ。

 

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