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2021.1.5 『安平道』(266m)  また素晴らしい林道とのめぐりあい

 この前日『北電山』の下山中に、

私の勤め先から電話が入った。

「これはもしや!」

電話に出ると、

勤め先の工場で水道管が凍り、

水漏れを起こしたとのこと。

しかし正月休みで修理業者を呼べない、

とのことで、6日からの出勤予定が、

12日からに延期された。

電話を受けたときに直感した、

これは休日が長くなる電話だと。

結局12月22日からの21連休となった。

私、いくら休みを頂きましても、

決して無駄には致しませんので・・・

 5日は安平町瑞穂地区から農道を走り、

エゾシカ防護柵扉の前まで車で入った。

ここにはつい先日の12月30日に入り、

『安平道』を目指すも、

2018年9月に起きた「胆振東部地震」の、

爪痕が激しく残っており、

林道が流、倒木に飲み込まれ、

その痕跡すら見い出せずに撤退した。

従って今回はそのリベンジとした。

 9時55分、エゾシカ防護柵扉のそばの、

空き地を駐車地としてスタート。

前回撤退した林道ではなく、

同所の分岐から「ハビウ林道」を進むことにした。

こちらも100mほどで、

エゾシカ防護柵扉が現れ、

扉を開けて中に入った。

扉の横にはオレンジのセーフティーコーンに、

「銃猟立入禁止」の表記があり、

これは我々にとって頼もしい限りだ。

一応安心して歩を進めた。

そして10分ほどで「ハビウ支線林道」の分岐が現れるので、

この支線林道には入らず、

「ハビウ林道」を進んで行く。

こちらには古いタイヤ痕しかない。

しっかりしとたタイヤの踏み跡が、

支線林道奥に続いていたので、

どうやら奥で何らかの工事が進行中のようだ。

一方我々が進む本線には、

すぐに鎖のゲートが現れた。

「入山届け箱」が設置されていたので、

一応記帳して入山する。

記録には昨春ほんの数名だけが、

山菜採り目的で入山していたことが記されていた。

 林道は蛇行を続けながらも、

確実に高度を上げて行く。

Co.200で送電線の下をくぐった。

そしてCo.210で突然道幅が広くなった。

改修工事が完了して、

時間が経過していないことがわかる。

胆振東部地震で崩落したあとを、

復旧したものと思われる。

林道上から覗き込む沢地形には、

地すべりで押し流された樹木が、

折り重なるように溜まっていた。

またその頃になると南から西側の風景が見え出す。

大変広くて明るい林道を、

気持ちよく歩いて行く。

そして詰めは林道から、

東西どちらの風景も目にできるという、

なかなか出会えないロケーションとなった。

いい林道だわぁ~

林道を離れて藪に入り、少々登って、

11時35分、三等三角点「安平道」

これで「安平」を冠した三角点5座の全てに立った。

ピークからは木の間越しに、

各方面の風景が見える。

その中でも厚真町の郡部で、

沢筋の奥深くまで家々が点在することに驚いた。

あの地震でよく斜面が崩落しなかったものだ。

 下山は「ハビウ林道」をそのまま引き返した。

「ハビウ支線林道」を下ってみたかったが、

沢筋に沿って伸びているため、

倒木で立ち往生もありうると想定して避けた。

いずれ雪のない時に「ハビウ林道」から周遊してみよう。

 12時55分、駐車地。

いやあ、この日の林道も素晴らしかった。

天気もいいし言うことなし。

そしてこの『安平道』が、

私にとって通算3,999回目の山登りとなった

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