北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2021.1.10 『金次山』(きんじやま・546m) 金山ダムから登る
10日(日)の朝は日高峠の、
とあるところで目覚めた。
既に8時近くになっていた。
外気温は-12℃。
以前から使用していた羽毛のシュラフに入るのに、
厚着をすることによって暖かい眠りは保たれた。
この朝は金山ダムで10時に、
Toshi、Kasaneと合流することにしていた。
そして9時半頃着で金山ダムに行ってみると、
ちょうど二人が別々にやって来た。
ダム下流の広場に広く除雪された場所があったので、
そこに駐車させて頂き、
10時ちょうどスタートした。
Kasaneがいきなり昭和30年代から、
タイムスリップしてきたようなストックを出し、
一同唖然・・・
「ポール折っちゃったんですぅ・・・」。
今回の『金次山』についてだが、
例年年が明けて最初の三連休中日、
『ミニ山の会』の「新年会」を実施してきて、
その夜の宴の前に登る山を、
地理院地図を眺めながら物色して選んだもの。
積雪期は駐車スペース確保の問題が生じるので、
山選びも楽ではない。
そうそう、この山に決める直前まで、
金山峠から三等三角点「金山峠」(663m)に登るつもりでいた。
そこには駐車スペースがあるのを知っていたので。
しかし季節柄スノーシューでの深雪歩行を避け、
「金次山」に変更した。
その金山峠の駐車スペースに、
「道北ヤブ山日記」のOgino君と、
その弟子のMeguの車が並んでいた。
『金次山』へのルートは、
現地に向かうまでダムから林道を伝って、
細尾根に取り付くつもりだった。
しかし現実には管理者から、
ダムの上を歩かせてもはもらえないのでは、
と思い直してダムの下流から、
尾根の末端に取り付くこととした。
スタートして凍結したダムの下流を渡り、
JR根室本線に近付いた地点から、
広い尾根に取り付いた。
そしてすぐに送電線をくぐる。
あとは広い尾根を忠実に辿って高度を上げて行く。
スタート地点からこの取り付きまでをラッセルした私は、
その後先頭に立つことなく、
最後尾から写真を撮り続けた。
その後のラッセルはToshi、Hiromi、Kasaneが交代したが、
全行程の3分の2はToshiのラッセルだった。
先月58歳の誕生日を迎えたToshiだが、
全く体力の衰えを見せない。
大したものだ!
ルートは地形図に示された「465m」標高点を越えて、
当初予定していた林道にのった。
この後500mほど林道と作業道を歩き、
Co.490で作業道を離れて細尾根に取り付いた。
そしてここから目指す『金次山』までの、
約1kmほどが大変だった。
木が思いの外混んでいて行く手を阻む。
中でも木々やその枝の下をくぐるというのが、
私は大嫌いで消耗させられる。
ただでも今冬初めての重い冬用登山靴とスノーシューだ。
またいだりくぐったりを何度も何度も繰り返し、
12時30分、四等三角点「金次山」。
頂上は狭く積雪もわずかなのに、
三角点標石が見つからない。
しかしそんなはずはないと、
ストックの先で地面をつつき回すと、
「カチッ!」。
あった!
復路はまたもくぐったりまたいだりを繰り返して、
私は益々消耗する。
元気なのはToshiとHiromiそして若いKasane。
つまりこの私以外・・・
14時50分、駐車地。
きつかったが楽しい山行であり、
この日もまた晴天に恵まれたことを感謝!
そして3台で「LARCH」に向かった。