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2021.1.25 『鬼首山』(641m)  「コズ」のリクエストに応えて

 「コズ」とは以前から知り合いで、

お互いの山行をインターネットを通して見ていた。

但し会ったことはなかった。

そんなコズとはラインでもつながっており、

たまに情報交換なんかをしてきた。

そのコズから最近ラインが入り、

夕張の山について情報を求めてきた。

その中に『鬼首山』があり、

どこからアプローチしてよいものか、

なかなか手をつけられないでいるようだった。

そこで休みばかりで、

余裕のある私が手を貸すことにした。

 昨日の朝夕張市の旧JR沼ノ沢駅で合流し、

すぐにアプローチ地点の夕張川河畔に向かった。

以前から夕張川に沿う狭い道路が除雪されていたが、

一日に通る車なぞほとんどないであろうその農道が

今年も除雪されているのかどうか、

不安を抱きながら行ってみると、

今年も一台が通れる幅で除雪されていた。

ホッ・・・

 コズとは初対面だったが、

前述のようにずいぶん前から知っているので、

初めて会う感じはしなかった。

また、コズは年齢非公表なので、

ここで申し上げるわけにはいかないが、

私より年下で限りなく私に近い。

 9時45分、夕張川河畔の農道脇をスノーシューでスタート。

はじめは車で踏み固められた農道を歩くので、

雪面はしっかり締まって歩きやすかった。

ところがその先で樹林に入るとズボッ!

スノーシューが深く飲み込まれる。

この冬は異常に気温の低い日が続き、

寒暖の繰り返しがほとんどなかったので、

降り積もった雪がいまだに締まらないでいる。

こりゃあえらいことになる!

何度も登ってきた『鬼首山』の、

おおよそいつものルートを登っていくが、

とにかく一歩一歩ズブズブと、

スノーシューを飲み込まれて、

なかなか距離を稼げない。

従ってたいしてない体力は消耗するし、

呼吸も激しいままだ。

途中でいい加減投げ出したくなるが、

初めてこの山に登るコズにそれは言えない。

一人なら間違いなくリタイアしていた。

しかしながら、どんなに辛く厳しい山も、

一歩一歩歩出せば、必ずいつかは登りきれる。

11時50分、『鬼首山』に続く稜線にのった。

ここまで登ってしまえばもう安心!

多少のアップダウンを越えて頂上を目指すのみ。

木の間越しに夕張市街地の風景が見える。

コズはこの夕張出身なので、

自分が生まれ育った街を見下ろし、

感慨深い様子だった。

 12時15分、『鬼首山』(二等三角点:紅葉山)。

少々冷たい風が吹いており、

体が冷えるので早々に頂上をあとにした。

そして風のこないところで昼食とした。

私はダイエットでカップ麺ひとつだけ。

コズは何を食べていたんだろうね?

 下山は速い!

コズは急斜面で尻滑り用の板を出すが、

やはり雪が深くてうまく滑ることができない。

それでも「下山は速いねえ!」と元気だ。

 13時40分、駐車地。

楽しかったねえ。

コズは性格がいいねえ。

また次なる山を案内しよう!

 

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