北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2021.1.30 『福住北』(ふくずみきた・609m) コンディションの悪い日に最適!
この週末は天気が悪い。
昨日の朝から降りだした雪が、
夕方一旦止んで朝を迎えたものの、
今日もまた降り出して吹雪だ。
私はコロナ休が続き適当に登っているから良いが、
Hiromiは日々激務に耐え、
ストレスをためながら頑張って、
週末の山行を楽しみにしている。
大変気の毒だが天候には逆らえない。
昨日かなりの降雪があったので、
へたなところへ出かけると、
スノーシューが深い雪に取られて、
ひどい苦労を強いられる。
そこで今日は日帰りで、
夕張に出かけることにした。
そしてHiromiも三度目になる、
『福住北』に登ることにした。
今朝家の除雪を済ませ、
途中でHiromiを拾って夕張へ。
アプローチとなる道々「夕張~岩見沢線」は、
夕張市福住の「夕張神社」前で、
冬季通行止めとなっている。
バリケードが築かれ、
その先は除雪されていない。
この通行止め地点は3年前まで、
更に3kmほど先の旧「メロン城」前だった。
そこには大きなゲートがある。
除雪費削減のためだろう。
財政破綻した夕張市の実情を考えると、
致し方のない話しだ。
従って「メロン城」手前の、
「志幌加別川」沿いに設けられていた、
雪堆積場も閉鎖されたままになっている。
「雪堆積場」とは街に溜まった余分な雪を捨てる場所。
「夕張神社」前に行ってみると、
通行止めのゲート前に車3台が止まっており、
ゲートの先にスノーシューのトレースが続いていた。
車3台で一つのパーティーのようで、
おそらく『三角山』を目指してスタートしたものだろう。
9時ちょうど、ゲートを越えてスタート。
スタートして約300mほど、
先行者のトレースを利用させて頂いた。
そして左手の斜面に取り付いた。
フカフカのパウダーが、
スノーシューを容赦なく飲み込む。
ただ、その底には固いバーンがあるので、
限りなくズブズブと飲まれることはない。
スキーヤーには喜ばれる新雪を踏みしめながら、
一歩一歩登って行く。
地形が段々畑のようになっている。
これは夕張が炭都として栄えし頃の名残で、
ここにびっしり炭鉱住宅(炭住)が建ち並んでいた。
それはそれは見事な光景だったことだろう。
今はその面影が全て消滅し、
ルート中に赤く錆びたブランコが、
一機だけポツンと残されていた。
そこで遊んでいたたくさんの子供たちの、
キャッキャ、キャッキヤという声が、
今にも聞こえてきそうだ。
そんな思いを抱きながら、
更に歩を進めていくと、
樹木のない広い地形から、
カラマツ林を経て針葉樹林帯に入る。
すると三角点ピークは近い。
枝にたんまりと雪を蓄えた、
トドマツの林の奥にピークがある。
10時25分、四等三角点「福住北」。
残念ながら樹木が多く視界は効かない。
下山はフカフカのパウダーを踏みしめて、
気持ちよく下る。
スキーが楽しいのはわかるが、
今となってはスキーを用意するのも、
用意したスキーへのシール着脱も、
全てがおっくうになってしまった。
スノーシューが手軽でいい。
11時25分、駐車地。
今日のコンディションでは、
このくらいの行程がちょうどいい。
近くのコンビニでアイスを、
私が3個、Hiromiが1個買って、
食べながら帰途に着いた。
そして途中の長沼町で、
いつも通っている町道が、
吹雪のため通行止めとなっていた。
しかたなく別の農道へ回って帰宅したが、
通行止めにするほどの吹雪でもなかったと思うのだが・・・