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2020.7.11『290m峰』(点名:下穂別)  穂別市街地に隣接する三角点へ

 この週末は厚真ダムで、

面白そうな三角点を目指すつもりで、

金曜の夕方Hiromi と現地に向かった。

ところが厚真町に入って驚いた。

それは約二年前に発生した、

「胆振東部地震」の爪痕だ。

まだ日が長い中で目にする緑の山肌が、

そこらじゅうで黄土色に染まっている。

土砂崩れの生々しい爪痕だ。

そしてその現場の至るとこに重機が見える。

厚真ダムに至るまでに、 

いったい何百台の重機を目にしたことか?

そんな圧倒的な光景に、

すっかりのまれてしまった。

そしてそこで山登りをする気になぞ、

とてもなれるものではなかった。

それでいそいそとその場を離れ、

速やかに穂別へと車を走らせた。

穂別ではスキー場で車中泊とした。

そこで翌日は穂別で三角点を求めることに決めた。

土曜の朝目覚めると、

空はどんよりとして、

外気はヒヤッとしていた。

これは藪漕ぎにはいいと、

8時ちょうど、スキー場そばの駐車地をスタート。

スキー場奥の三等三角点を目指すことにした。

すぐ穂別スキー場の滑走斜面に入った。

そしてそこで斜面に向かって、 

右手の尾根に取り付いた。

尾根は予想通り笹の背丈が低く、

どこでも歩ける状態だった。

急な尾根をのぼっていくと、

 

Co.160で平坦になり、 

目の前に作業道が現れる。

その作業道と思ったものは、 

実は人為的に整備された遊歩道であることを、

直後の案内板で知った。

その後は急登箇所に木段が施設され、

いかにも他所で見覚えのあるその木段は、

「道民の森」といった様相を呈する。

ただ、木段は苔むして朽ち始めていた。 

このあと小ピークが次々と現れ、

アップダウンを繰り返しながら、

ほぼ同高度を保って進む。

このアップダウンの繰り返しには、

けっこう消耗させられた。

そして遊歩道もが切れると、

目指すピークは近い。

ただ、それでもまだ二つの、

小ピーク越えに汗かかされ、

最期の登りはなかなかきつかった、

9時05分、三等三角点:「下穂別」。 

このピークは何かで踏み固められたように、

地面が締まっていた。

復路は越えてきた数々の小ピークを、

いずれも巻くようにつけられた、

平坦な遊歩道(迂回路)を歩いてみた。

しかしその多くが雑草に覆われて、

いずれ廃道となってしまうのだろうと思われる。

最期はスキー場のピークに出て、

滑走斜面を下ったが、

穂別市街地を見下ろす眺めは、

なかなかいい景色だった。

10時05分、駐車地。

穂別市街地に隣接した三角点「下穂別」は、

予想以上に面白かった。

そしてこのあともう一つの三角点へ・・・

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2020.7.10 『天狗山』(330m)  暑いがさわやかな空気の中で

 今週は火~水曜と二日間出勤して、

木曜日から日曜日まで4連休だ。

先週までの5連休から1日休みが少なくなり、

若干仕事が増え始めたか・・・

それにしても昨年までの7月から盆までは、

週に日曜日1日しか休みがなかったことを思うと、

多方面には申し訳ないが、

個人的には誠にありがたい限りだ。

 今週も先週に続きMachikoと休みが合った今日、

栗山町の低山に連れ出した。

『天狗山』は先月にもHiromiと登った山だ。

私の原風景の中の一座、

何度登ってもいい山だ。

 今朝我が家にMachikoの車を置いて出かけた。

栗山町南角田の多良津川に沿って、

東に伸びる林道入口を駐車地として、

9時35分、徒歩でスタート。

先月登った時には林業の伐採作業が、

今まさに始まったというところだったが、

それは小規模で終了していて、

静けさが戻っていた。

スタートして500mほど進むと、

エゾシカの防護柵と扉が現れる。

そしてこの扉を開けて中に入る。

深い緑の世界を進んで行くと、

林道は沢を渡り大きくヘアピンカーブを描く。

と同時に林道ゲートが現れる。

一般車の入林はここまでだ。

ここから先は「不動の沢線」となる。

林道ゲートが施設されていると、

車の往来がないので落ち着いて歩ける。

辺りは濃い緑に覆われ、

山の深さがまじまじと感じられる。

と思っていたらヒグマの足跡だ。

今通ったばかりのよう。

おそらく鈴の音を耳にして、

林道沿いに流れる「多良津川」辺りに潜んでいたのだろう。

Machikoは今日も色々なものにカメラを向けている。

長い道のりならちょっと急がせたくなるところだが、

時間はたっぷりあるので何でも撮るといい。

いかにもヒグマが生息していそうな、

濃い樹林帯を更に進んで行くと、

やがて北海道電力の送電線下に出る。

ここからしばらくは送電線下の、

保守管理用刈り分け道を登る。

そしてCo.300で地形図にはない林道に出る。

これが新たな林道「天狗山線」だ。

そして目の前に『天狗山』の頂上部が現れる。

あとは軽い藪漕ぎでピークを目指す。

先月登った時より笹が濃くなっていた。

そんな笹薮にMachikoはためらいもなく入って行く。

実にいい根性をしている。

10時45分、四等三角点「天狗山」

樹木の隙間から西側の田園風景が見える。

手軽に登れる我が原風景の中の山。

辺りは広葉樹がほとんどなので、

秋にまたかならず訪れることになるだろう。

私に同行すると、

マイナーな山ばかり登っているMachikoだが、

今回も何にでも興味を持ち、

それなりに初登の山を楽しんでいる。

 下山は北電の刈り分け道を利用せず、

そのまま林道をつないで下った。

下山でもMachikoは色々なものにカメラを向ける。

いったい今日は何枚の写真をfacebookにアップするんだあ?

そんな様子を眺めながら、

のんびりと歩き、

12時05分、駐車地。

下山してすぐに着替えたが、

着替えが終わってすっきりしてみても、

Machikoの姿はまた山登りに出かける格好だ。

その姿のまま買い物をして帰るというのだから、

勇気があるものだと感心させられる。

注:着替えたあとの下半身は、

黄色のタイツだから。

本日も誠に穏やかな山行ができたことに感謝!

 

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2020.7.9  トレーニング   暑くてまいった・・・

 今週も今日から日曜日までの4連休。

これまで5連休だったのが、

ここにきて4連休に切り替わったが、

決して仕事が増えたとは思えない。

昨日の午後来週月曜の仕事をほとんど終わらせてしまった。

まあ、単なるアルバイトの身としては、

相変わらず気楽なもんだあ~

 今朝家を出ていつものように、

馬追丘陵へトレーニングに向かった。

その途中でちょっと寄り道をして、

わが町江別市の名所に立ち寄った。

江別のはずれにはハナショウブの群生地がある。

青紫のハナショウブが咲き乱れる、

大変美しいところだが、

今年は既に枯れ始めていて、

少々時期を逸してしまった。

しかしそれ以上に素晴らしいのが、

北海道らしい風景が広かっていることだ。

広々とした大地に牧草ロールが転がる。

また、麦畑の広くて美しいこと!

江別に住むものとして、

この風景は誇らしく思う。

久しぶりに地元の素晴らしい風景を眺めたあとは、

長沼スキー場に行ってトレーニング。

けれど暑くて暑くて・・・

数回登下降を繰り返すもぐったり。

やはり暑さにはひどく弱くなってしまったようだ。

それでワラビ採りに変更。

もう終わったと思っていたが、

いまだに生えていてけっこう採れた。

そして昼食を終えた午後は、

また草刈りに精を出した。

草ってやつは、刈っても次から次へと生えてくる。

おかげで帰宅してからのビールのうまいこと!

 

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2020.7.5 『真谷地炭山』(463m)  旧産炭地のピークへ!

 日曜の朝、夕張の真谷地で目覚めると、

外は素晴らしい晴天だった。

この日は短い行程の「真谷地炭山」と決めていたが、

夜露に濡れた笹薮を漕がなければならず、

当然上下雨具が必要となるので、

我々としては早めの7時前にスタートした。

 「真谷地炭山」には今年の4月一人で登っている。(そのときの記録)

今回はHiromiが登っていなかったので、

Toshiの故郷の山ということもあり、

一緒に登ってみることにした。

但し前回とはルートを変えて、

作業道からほぼ直登とした。

 真谷地の奥にはもう人が訪れることはほとんどなく、

静まり返った舗装道路脇の駐車帯に車を置いてスタート。

すぐ作業道「真谷地炭山線」のゲートが現れる。

ゲート内に入り少し行くと、

「真谷地炭山1号線」の分岐となるので、

この1号線に入った。

前回はこの分岐をそのまま直進して、

別ルートで登っている。

作業道を歩いていると一枚の標識が目に入った。

森林管理署による人工林の案内標識だが、

それには「昭和29年10月」と書かれていた。

昭和29年と言えば私が生まれた年。

もう66年も前にここでは、

造林事業がなされていたのだ。

炭都としての灯火が消え、

住人がほんの数名だけになってしまったこの地で、

かつては採炭作業だけではなく、

造林事業も行われていたことを思うと、

感慨深いものがあり、

しばしそこにたたずんでその案内標識に見入ってしまった。

 作業道は西に伸びている。

Co.310で尾根に取り付き、笹薮に突入した。

最初は背丈が高い笹が密生して、

なかなか前に進めない。

しかし100mほどでそれを過ぎると、

笹薮は高さも密度も低下して歩きやすくなった。

夜露に濡れた笹が雨具の下半身をずぶ濡れにする。

ただ、水分が付着する分、

身体を冷やしてくれるので助かる。

藪が濃い時は終始私が前を歩く。

そして藪が薄いかなくなると、

Hiromiが遠慮することなく前に出る。

広い尾根をほぼ直登して行くと、

最後は急登となり、

突然ピークに飛び出す。

そこで前を行くHiromiが三角点標石を見つけ、

「あった!!」と叫ぶ。

周囲が樹木に囲まれていなければ、

なかなか感動的な風景が広がると思われる。

スタートしてちょうど1時間で、

三等三角点「真谷地炭山」

下山も同ルートをたどったが、

その途中で木の間越しに南の風景が見えた。

5月31日に歩いた露頭炭の採掘跡だ

まるで緑の公園のように美しい風景だ。

思えば4月この山に登ったとき、

その風景を目にし、そこを歩きたいと思ったものだ。

 約2時間ほどの山歩きを楽しんで駐車地へ。

この時期雨具を着用しての山歩きは、

時間的にこの程度で十分だ。

これ以上は暑くてかなわない。

日曜日というのは帰宅してからの洗濯や、

あと片付けがあるので、

時間に余裕ができるとありがたい。

この日もそんな時間ができてよかった。

そして夕方は余裕をもって「サイゼリヤ」へ!

 

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2020.7.4 『697m峰』(点名:新入峠)  立派な林道歩きから藪へ  

 この週末はまず、

占冠の三角点を目指すべく金曜の夕方Hiromi を拾って、

占冠村(しむかっぷむら)に向かった。

目的地の近くで車中泊し、

土曜の朝はゆっくり起きだして、

道々610号線の赤岩トンネル入口に移動した。

トンネルの南側入口に駐車し、

7時55分、林道ゲートを越えてスタート。

林道はゲートから入ると既に、

雑草に覆われて廃道と化していた。

朝露に濡れた草だらけの林道歩きは、

決して気持ちのよいものではない。

間もなくワークマンで買った、

安くて薄いが丈夫なロングスパッツを装着した。

雑草はその多くがシダ類その他の、

柔らかいものなので、

笹がはびこるよりはましだった。

歩き出して1kmほどで林道分岐に至るが、 

驚いたことに他方から合流した林道が、

どういうわけか簡易舗装されていた。

これには驚かされたものだが、

逆に気持ちの悪い草漕ぎに、

ここで終止符が打たれたことにホッとした。

改めて地形図を見てみると、

簡易舗装された道路は、

赤岩トンネルの我々とは逆側から、

川に沿って伸びているものだった。

その後は快適な簡易舗装の林道を歩くことになった。

林道は徐々に高度を上げていく。

また、そこを車が通ることはない。

明るく快適な林道を歩き、

標高640mで林道上のピークに達した。

するとそこに重機が現れた。

どうやら森林の伐採が始まったようだ。

但しこの日は作業が行われていなかった。

林業業界も人手不足と聞く。

それで今は週休二日制に、

改められたのかもしれない。

そんな伐採現場を目にしたあとは、

一旦下降して同高度差を登り返した。

その地点で進行方向左手の奥に、

目指す三角点が存在する。

ただちに笹藪に突入!

笹はそこそこ濃いが、

一旦開けて古い作業道に出た。

それをまたぐように越えて、

笹藪に再突入!

ここから目指す三角点までは、

わずかな距離なのだが、 

笹の密度と高さが急激に増した。

頑強で濃い笹は思うように進ませてはくれない。

足元も当然確認なぞ出来ないため、

スマホの地形図による三角点探索が頼りだ。

そしてようやく見つけた。

後方で姿の見えないHiromi に、

大声で知らせる、

「あったぞーっ!」

10時ちょうど、三等三角点、「新入峠」(ににうとうげ)

タチバサミで濃密な笹を丁寧にカットした。

そして記念撮影をして下山開始。

笹の海を泳ぐように脱して、

再び林道に戻ってダニチェック!

しかしダニは着いていても一匹だった。

今年はダニが少ないようだ。

 下山は登路の林道をそのまま下った。

登路でヒグマの糞をけっこう目にしたので、

それを数えながら歩いてみた。

すると全部で9箇所に落ちていた。

ヒグマの影がけっこう濃いところだ。

11時45分、駐車地。

笹が濃くて三角点標石の発見が難しかったのだが、

それを発見できたことに満足し、

途中昼寝の時間をとり、

夕張市真谷地へと車を走らせた。

そして かんぱーいっ!!」

その夜真谷地の空には異常に明るい月が輝いていた。

 

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2020.7.3 『305m峰』(点名:月形)  暑い林道ハイキング

 今週は火~水曜日と二日間だけ出勤し、

また今日から5連休だ。

観光地相手の菓子製造工場だから、

いまだに注文がわずかばかりで、

出勤してもすぐに仕事が片付いてしまう。

しかし、時間は決して無駄にいたしませんので・・・

 5連休初日の昨日は終日雨予報だったので、

久しぶりに女房と後輩が営む飲食店に出かけて昼食。

その後女房の買い物の足となり、

帰宅してからは昼寝という、完全休養とした。

 

今日はMachikoと休みが合ったので、

近場の月形町へ出かけた。

朝9時に月形町のコンビニで合流。

私が9時前に着くと、Machikoはとっくに着いていた。

Machikoはそういう女性だ。

「そういう女性」ってどういう女性?

と聞き返されても困るが。

月形町新富の林道入口に移動して、

適当に車を止めて準備を整えた。

ここは「モロワ川」上流にある「豊ケ丘貯水池」のすぐそばだ。

北側には『分監山』が鎮座する。

林道にはゲートがないので、

自由に往来できるが、

こちらは歩くのが目的なので、

なるべく林道入口から歩くようにする。

 9時15分、駐車地をスタート。

『分監山』を最初は正面に見据えて進み、

次に右手に見ながら林道を進むことになる。

積雪期に『分監山』に登ったことがある方なら、

まずこの林道から取り付いているはずなので、

その位置はおわかりのことと思う。

林道は間もなく積雪期における『分監山』の取り付き点を過ぎる。

そして『分監山』の南から西の直下を巻くようにして進んで行く。

路面は一部アスファルトの部分があるが、

何故こんな車の通らない林道がアスファルト?

と、首をひねってしまう。

とにかく最近ここを走った車の痕跡がまるでない。

アスファルトの部分があると思えば、

しだいに草付きとなり荒れ始める。

ゆっくり高度を上げて行くと、

Co.230で突然南側の視界が開けた。

と同時に目指すピークを視認することができた。

一貫して何も見えないであろうと思っていたので、

これは思いがけないプレゼントだった。

遠くに見えたピークだったが、

歩くとさほど時間がかからず、

Co.280で笹薮に突入!

しかし笹が濃い!

半袖シャツのままなので笹との格闘が思い切れない。

時期的に暑くて力が入らず、

標石を探すことを諦めた。

10時40分、二等三角点:「月形」そば。

少し戻って早めの昼食とした。

その後草に覆われた古い作業道に入って、

三角点近くまで行ってみたが、

最後はやはり頑強で密集した笹に阻まれてしまった。

秋が深まってから雨具着用で、

再度標石を探し求めてみよう。

 復路に入ると青空が広がり、

直射日光が照りつけて暑い、暑い!

なんだかめっきり暑さに弱くなった気がする。

これも加齢のせいだろう。

暑さにくたびれて、

12時30分、駐車地。

Machikoはパッパと片付けて、

いつものように元気よく帰っていった。

後半暑くてきつかったが、

予想より明るく楽しい林道歩きだった。

 

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