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2022.12.27 『三角山』(栗山・336m)~『南高山』(242m)  コズは晴れ女だった!

 昨日は栗山町でコズを、

「三角山」~「南高山」へと案内した。

先日一人で別ルートの、

「板江別林道」から「南高山」には登ったが、

昨日は久しぶりに栗山町滝下から両ピークを巡った。

 朝JR石勝線の、

由仁町川端駅で合流。

川端駅から取り付き点までは近い。

石勝樹海ロードを夕張方面に向かい、

夕張川に架かる「川端橋」を渡って、

約500m走ったところ左手に、

エゾシカ防護柵扉を備えた、

林道の入口が現れる。

このゲートの前に、

ちょうど二台分の駐車スペースを確保できた。

正直この朝はここに、

駐車スペースを確保できるか心配して出かけた。

先日降った大雪の後、

ほとんど降らずに時間が経過したことがよかった。

 8時05分、ゲートから林道に入った。

この林道はこの先しばらく続くが、

やがて荒れて廃道となっている。

はじめは除雪されているが、

その先に水関係の施設があるため、

その保守点検用にあけられている。

 林道の除雪は500mほど先の施設までで、

その先は大型クロカン四駆が走ったのであろう、

深いわだちが続いていた。

おそらくハンターが入ったのだろうが、

その跡は古いものだった。

 林道を奥に進んで行くと、

半壊した納屋が現れ、

その奥に人家が見える。

その人家も廃屋で、

以前中をのぞいた時は、

エゾシカのフンがじゅうたんを敷き詰めたように、

床いっぱいに広がっていた。

かつてここに暮らしていた家族は、

今どこでどう暮らしているのだろうか?

この辺りにはもう一軒人家の廃屋がある。

自ら山肌を切り開き、

畑として生計を立てていたのだろうが、

畑としては小規模で、

決して暮らし向きは楽ではなかったであろうと、

勝手ながら推察してしまう。

 納屋を過ぎて林道を離れ、

少々の藪漕ぎで一段上の畑に上がった。

いや、厳密には畑の跡だ。

ここから藪を進むことになる。

ただ藪と言っても雑草が枯れた後なので、

大きな抵抗はない。

 畑の跡を進んで尾根に上がった。

そして尾根筋を進んで行くと、

前方に「三角山」の頂上部が見えてくる。

また辺りのトドマツには、

ヒグマの爪痕が数多く残されている。

ヒグマの影がなかなか濃いところだ。

そんな風景を眺めながら、

最後は少々の急登を経て、

9時15分、四等三角点「三角山」

 「三角山」からは途中まで戻り、

そのまま北向きから西向きに変わる尾根筋を進んで行く。

高度がどんどん下がり、

畑の跡まで下って平たん地を歩く。

これは尾根筋のアップダウンを回避するためだ。

そしてその先で再び尾根筋に上がった。

すると長くは続かず、

トドマツのうっそうとした林の中の作業道に入った。

この作業道も短く、

突然前方の視界が開け、

送電線の下に出る。

あとは送電線の下をくぐって、

前方の斜面に取り付く。

雪をかぶった笹原が少々歩きにくいけれども、

特に問題なく登って行く。

そして登りきると、

あとは稜線状の尾根を、

ほぼ北に向かって歩いて行くと、

10時30分、四等三角点「南高山」

木々の葉が全て落ち、

麓の田園地帯がよく見える。

空はどこまでも青く晴れ渡り、

風もなく誠に穏やかな中で昼食とした。

 下山は送電線下からトドマツの林を抜け、

古い畑を横切って林道に下った。

そして11時40分、駐車地。

気に入ったルート歩きが終了した。

コズは「晴れ女」だそうで、

今回も良い天気にしてくれた。

ありがとう!

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