北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2022.12.4 『犬山』(157m)~『安平山』(あんぺいざん・166m) 千歳市から入って周遊ルート
先日の日曜日は日帰りなので近場ということにし、
千歳市協和から「犬山」~「安平山」を周ることにした。
このルートは昨年の同時期に、
単独で歩いて気に入ったところだ。
そこへ今回はHiromiを連れて行った。
朝Hiromiを迎えに行き、
協和地区に向かった。
車に乗り込んだHiromiが開口一番、
「腹痛い~っ!」。
おいおいコロナじゃないのか?
今は何でもコロナを疑ってしまう。
しかし古い牛乳を飲んだそうで、
単なる腹痛だった。
びっくりさせんなや!
道々226号線を、
長沼から安平町追分に向かって走ると、
「協和神社」で右に入る農道に出合う。
「シーケヌフチ川」に沿って伸びる農道に入って行くと、
間もなく「千歳CC」の入口が現れるので、
これを素通りして進む。
すると左手に作業道が現れる。
地形図には破線で記されているが、
実際には既に廃道となっており、
車は侵入できない。
この作業道入口を駐車地として、
7時40分、スタート。
畑の中の一本道を歩いていく。
もう農作業の時期が過ぎたので、
辺りには誰もいない。
作業道は間もなく消失するので、
畑の端を歩かせていただき、
正面の尾根に取り付いた。
はじめは笹を漕ぐが、
すぐに藪は薄くなって歩きやすい。
最初に目指す「犬山」までの尾根筋は明瞭だ。
昨年は12月5日にこのルートを歩き、
雪が全くなかった。
ところが今回は1日早いのだが、
いくらか雪が積もっている。
その雪の上に突然大きなヒグマの足跡が現れた。
沢から上がってきて、
尾根をまたぐようにして下っている。
今通ったばかりの足跡で、
我々の鈴の音を耳にして、
避けるように尾根をまたいで下ったか?
まあ、ヒグマの足跡なぞ珍しくもないが、
「安平山」が近くに見えるここで、
大きな個体の足跡を目にしたことが驚きだ。
8時35分、四等三角点「犬山」。
雪で標石がわからないかな?
と思ったが大丈夫。
Hiromiがいち早く見つけた。
「犬山」からは南東方向に続く尾根筋に沿って、
忠実に進むことにしていたが、
はじめは笹が高く濃く、
前方を目視できない中で、
うっかり枝尾根を下ってしまった。
この辺りは標高こそ低いが、
地形はなかなか複雑だ。
そこに雪が降り積もると、
更にルートファインディングが難しくなる。
ただ、予定のルートを逸脱しても、
標高が低いので気にならない。
一旦沢筋まで下って、
強引に対岸を登り返す。
いわゆるショートカットだ。
そして沢筋まで下って驚いた。
一台の大型バスが放置されていた。
ずいぶん古いようだが、
いったいいつからそこにあったのか?
かつてはここまで入る作業道があり、
倉庫か休憩所にする目的で、
廃車にするバスをここに乗り入れたのだろう。
しかし今となっては不法投棄だ。
沢筋から斜面を登り返して、
『安平山』への遊歩道に出合い、
9時30分、一等三角点『安平山』。
ここの斜面を利用したスキー場は、
今シーズンいつから営業できるんだろうね?
『安平山』からはほぼ北に伸びる尾根を下る。
そして沢筋まで下る。
傾斜がある上雪が積もっているので、
スリップに注意しながら沢床まで下った。
あとは沢筋を歩いて駐車地を目指す。
いかにも日本ザリガニが生息していそうな沢筋を延々と歩く。
この辺りの雰囲気が気に入っている。
そんな中でまたヒグマの足跡に遭遇!
しかしそれは登路で目にしたヒグマのものだった。
この沢筋から尾根へと上がって行ったものだ。
広く長く雰囲気の良い沢筋を歩き、
突然前方が開けると畑に出た。
この地点で周遊したことになる。
あとは300mほど歩いて、
10時40分、駐車地。
なかなか面白いルートだったと、
Hiromiも満足そうだった。