「良かったね!」「がんばったね!」の一言を

2012-11-20 16:40:02 | 学習塾・勉強の仕方

 

教室に通う生徒たちは後期中間テストの最中です。

今週中には結果が返ってくるでしょう。

 

実は、塾の子供たちから比較的よく聞く話として、テスト(または小テストでも)で以前よりもよい点をとっても親は喜んでくれない、と言うことがあります。

例えば、実話だと、成績が2もしくは3の生徒が、小テストで満点を取りました。いつもは半分またはよくて7割の点数なので、たとえ小テストの満点だとしても本人にとっては大きな出来事でした。嬉しくて、家に帰って親に話したそうです。「今日小テストで満点取れたよ!」と。

「良かったね、よくがんばったね。」と親もともに喜んでくれることを期待して言ったと思いますが、実際はこうでした。・・・「小テストで満点取れたってしょうがないんだよ。」「平均点高かったんじゃないの。」「たまたまじゃないの。」と。

 もちろん親御さんにしてみれば、「それで満足して欲しくない」という思いや、期待を込めてあえて厳しい言い方をしているのかもしれません。

このような話は実は珍しくありません。よく生徒から聞きます。でも子供たちの話を聞いていると、そのようなコメントをもらって、発奮する子はいませんでした。認めてくれない、何をやっても喜んでくれない、としょんぼりしてしまう子供さえいます。中には、もうどんな点だっていいや、と投げやりに思う子供もいます。やる気をそがれてしまうのです。

実際、先ほどの実例の生徒も「親は全然喜んでくれなかった・・・。」と落ち込んでいました。

 

このように、時に親自身の何気ないリアクションが子供のやる気を殺すこともあります。

子供のやる気は、本人の素直さ、塾のサポート、そして親の温かい励まし、この3つがうまく機能して初めてできるものです。

ですから、せめて結果を認めてあげていることを示してあげて欲しいと思います。

「よかったね!」の一言でも十分と思います。 

 

よい結果が出せたときは、どうかしっかりと受け止めてあげてください。

 


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