冬期講習を振り返る

2015-01-08 20:35:25 | 学習塾・勉強の仕方

複数の教室と分室にまたがって行っていた冬期講習が終わりました。

今年は、受講してくれた生徒の皆さんが粒ぞろいでとても質がよく、中身濃い講習をすることができたと思います。

私たちにとってこういう時の反省というか、振り返りで大切なことは、「よく出来た生徒」のケースを丁寧に分析して、そこからいくつモノ材料をピックップし、今後に活かしていくことにあります。

そういう意味で私(マスターK)の中で最も印象に残った生徒は、何と小学生の女の子でした。

何が良かったのでしょうか。

主に次のようなポイントです。

●とても素直

勉強するとき、しかも少なからず苦手意識の或る科目や単元を勉強するときは、いかに素直に何が分からないかを伝え、それに対して指導する側が指示したり解説したりすることを素直に受け止められるかに成果の殆どがかかっています。

その点でこの生徒さんは満点。

特に、言われたことを受け止めるに際してそこにヘンな解釈をしたりといった悪いクセがありませんでした。これ、凄く重要なことです。

ですから、もしも今特定の科目が苦手という生徒の皆さんは、まず自分の言葉で何がどう苦手で分からないかを正確に伝えることに努力してください。そして、それに対して与えられた指示をまずは忠実に受け止める。

解決の一歩はまさにそこから始まります。というよりも、そこからしか始まりません。

●字を綺麗に丁寧に読めるし、書ける。

文字を丁寧に扱うというのは、何も国語の問題だけにとどまりません。

他科目にしても、例えば教科書に書かれてあることを誤りなく理解するためには、そこで使われている文字の理解が出来ていなければなりません。

反対を考えればよくわかります。

だいぶ以前でしたが、どうしたわけか殆ど漢字をかけないし読めない中学生が入会してきたことがありました。

例は極端ですが、その学年でそういう状況だと、普通にやっていこうとするだけでもかなりの難易度があって、それはそれは大変でした。

一般的に、小学校6年生レベルで一般紙を読むことが出来るといわれており、私もその説に賛成です。

私も当時の担任の先生(その後横浜市立小の校長を歴任されました)にそういう指導をして頂き、5年生頃には一般紙を読みこなしていました。

今そのレベルに居る子であれば、文字自体を覚える作業からは半分以上開放されていますので、後は純粋に科目の中身に入っていけます。

尚、ここでいう「丁寧に書ける」というのは漢字の筆順も入ります。

そもそも正しい筆順で漢字その他の日本語を書く子の姿というのは見ていてとても美しいものです。

 

残念ながら、「なにこれ」という文字を、しかもまるっきりでたらめな筆順で書く子が少なくありません。

そういうことに無頓着な保護者の方も同じです。

今からでも極力丁寧に文字を書く習慣をつけましょう。

 


■□■ ACSアカデミーは細かく細かく指導をしてまいります! ■□■

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする