夏期講習で思い出すことがあります。
何年も前のことですが、中学3年生の男の子が母親に連れられてやってきました。
成績を聞くと、公立高校に行くには絶望的な数字。
何をどうすればここまで酷い数字になるかと思うくらい、本人もお母さんもいまさらながらというほどに途方にくれていました。
で、お二人が言うには、夏休みの40日間でこれまでの遅れを取り戻して秋からの学校に備えたい、そのための夏期講習をお願いしたいと、そういうことでした。
結論から言えば、そういう計算で5科目全ての遅れを40日で取り戻せるほど簡単な話では勿論なく、夏期講習では出来るところまで詰めて、その後の五ヶ月で極力積み上げて翌春の高校入試に向けて頑張るということで始めました。
ここでいえることは二つ。
①夏休み期間だけで遅れの全てを取り戻すことは基本的には不可能です。
②従って、この間を第一弾ロケットとし、秋以降の第二段、第三弾ロケットへつなぐという中長期戦略の中で、夏前にはかなり厳しい状況も改善できる可能性があります。
事実、このときの彼も、志望する県立高校には合格しました。
でも、彼の場合それまでの内申点が足りていないという事実はどうしようもなく、たとえ当日点を沢山取ったとしても、限界がありました。
ですから、ここはやはり1年生2年生のときからしっかりと平素の勉強を理解しておくことが大切で、最後はそれを出来た子達がアドバンテージを保ったまま合格証を手にすることが出来ます。
そして、1年生であれば、これまでの遅れを夏休みの期間で取り戻すことは十分可能性がありますし、2年生にしてもそれは同じです。
夏期講習は、そういう大きな機会です。