夏期講習は、単に「夏休みを使ってやる勉強」ではありません。
中学生の場合に絞っていいますと、
①夏の課題(学校の宿題)を完成させる作業の中で知識固めを行いつつ、「意欲関心態度」の醸成を図る
②ここまでの科目・単元で理解出来ていない、或るいは理解が足りていないものを集中して補強する
③夏休み明けにすぐ行われる学校の定期テスト(前期末テスト)の対策を行う
などの集約されます。
一読して頂くだけで、どれも大切・重要であることが分かりますよね。
以下、もう少し詳しく書きます。
①夏休みの宿題は、「やっつけ仕事」でやったのでは意味がありません。そこで必要なことは、「これを提出するだけで評価になる」という事実で満足してしまうのではなく、その中から今後の勉強で必要になる、或いは役に立つものを一つでも二つでも拾い上げることです。
例えば、英語の日記などは、当然英語で書くわけで、日記ですから過去形を使いますので、ここでしっかり過去形の語順や、よく使う単語や言い回しを覚える。went toや、enjoyed 動詞ing、 with誰々(家族、父母、兄弟姉妹、友達etc)などはここで一まとめに覚えてしまいましょう。
理科の自由研究などの定番の気象観測などは、そのまま学校の単元で役に立ちます。
②数学では、計算の手順がわからないままで先に進んでしまい、二進も三進も行かなくなる寸前の子が居ますが、このまとまった休みは、腰を落ち着けて遅れを取り戻す絶好のチャンスです。
③普段の定期テスト前もそのための対策講座を開いていますが、この「前期末テスト」は、夏休みという落とし穴が前に控えているため、かなり根性を入れてかからないと、毎年何人かの生徒が油断して失敗してしまいます。ここでは、それを極力防ぎます。