最近、改めて個別指導・個別授業の良さを実感しています。
個別と銘打ちながら実は個別でもなんでもない、ただの巡回式授業であったり、或いは個別の要素なんか何もない小集団授業であったりも決して珍しくない昨今の個別指導塾ですが、そこにはやはり厳然とした違いがあります。
誤解をして頂きたくないのは、そうした巡回や小集団の授業も、そこにはしっかりとした長所・利点があって、学習効果を上げることにおいては各自懸命に頑張っているのだということです。
でも、そういうこととは別に、やはり生徒も前に講師が一人ピッタリと張り付いて授業をするということの利点は「個別ならでは」のモノがあると思います。
そこには、授業で使う1分ずつの中身の濃さの違いがあります。
私自身、このところ家庭教師でこれを行っていて、問題ごとの生徒の表情やペンの運びなどから、手に取るようにその子の得手不得手、学校での授業の様子、普段の家庭学習の有無やその様子がまさにリアルタイムで理解でき、これに応じて今目の前で行っている授業の進度や手法の微調整が可能になります。
完全な個別授業は、例えば1対2や小集団の授業に比べれば感覚的に割高に感じることがあるかもしれませんが、こうしたメリットを思えば、決して割高でもないと今は思います。