アフガン・イラク・北朝鮮と日本

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アリさんマークのプレカリアートを救え!

2015年10月07日 21時27分45秒 | 一人も自殺者の出ない世の中を


 残業代は払わない。給与明細も発行しない。引越し会社のくせに保険にも一切加入せず、事故の賠償も全て従業員に押し付け。それらの違法行為に怒って組合に加入し会社を訴えたら逆恨みの懲戒解雇。しかも、顔写真入りで「罪状」を社内に貼り出し、「過激派はいらない」「北朝鮮人は帰れ」と中傷…。「アリさんマークの引越社」は、とんでもないブラック企業だった!
 そもそも、どんな仕事にも事故やミスは付き物。全くミスをしない人間なんていない。故意や重過失でもない限り、注意していても日常起こりうる業務上の過失については、従業員あっての会社なのだから、会社がリスクを負担すべきだ。それをこの「アリさんマークの引越社」は、労災保険にも加入せず、リスク負担を全て従業員に押し付けていたのだ。
 実は私も過去に似たような事をされた経験がある。私もかつて、改装工事中の作業場で、搬送中の荷物を前方を歩いていた作業員の後ろ足に当ててしまった事があった。これは勿論、私が悪いのだが、会社側にも、改装中の見通しの悪い場所で作業をさせた落ち度があるはずだ。にも関わらず、会社は当初、私個人だけに責任を押し付け、労災保険の適用を渋っていた。幸い、私が加入していた労組の尽力によって、保険が適用される事になったが、一歩間違えれば、私もこの「アリさんマークの引越社」の当事者と同じ目にあっていたかも知れないのだ。(詳しくは私のブログの一連の過去記事を参照の事)
 だから、ネットで回覧されてきた下記の抗議署名も、とても他人事とは思えないので、私のブログでも急遽(きゅうきょ)紹介させてもらう事にした。今、マスコミ報道は安倍内閣の改造人事一色だが、「こんなブラック企業を野放しにしておいて、何が『1億総活躍社会』か!ふざけるな!」と言いたい。

(転載開始)
アリさんマークの引越社で「追い出し部屋」シュレッダー業務のAさんを救おう!仕事中の荷物破損や車両事故の金銭損害を社員に背負わせる仕組みを撤廃してください!
発信者: プレカリアートユニオン

赤井英和さんのテレビCMでおなじみのアリさんマークの引越社では、社員やアルバイトに引越荷物や車両事故の弁償をさせ、違法に給与から天引きしています。数百万円もの高額な借金を背負わされ会社を辞められない人や、退職してからも払う必要のないお金を毎月支払っている人が大勢います。このシステムは、弁償金の天引きで給与が減り、長時間労働に追いやられ、過労から事故を起こして弁償金が増えるという悪循環から、「アリ地獄」と揶揄されています。

このブラックな労務管理を改善しようと、勇気を持って立ち上がった社員Aさん(34歳)が、労働組合・プレカリアートユニオンに加入し団体交渉を行うと、会社は、Aさんを営業職から「追い出し部屋」であるシュレッダー業務に異動。Aさんが、配転無効の確認を求めて提訴したら、懲戒解雇しました。その上、Aさんを懲戒解雇したという通知を顔写真入りで、「罪状」という表現でグループ会社全支店に張り出し、「一生を棒に振ることになる」と他の従業員を脅しました。

Aさんが解雇無効の仮処分を申し立てると、引越社は懲戒解雇を撤回し、シュレッダー業務への復職を命じました。2015年10月1日からAさんが復職すると、シュレッダーの後ろ側壁に、「北朝鮮人は帰れ!」「過激派の流れを汲むような怖い人は去れ!」と書いた紙、Aさんの顔写真、氏名、年齢が貼り付けられていました。差別煽動表現、名誉毀損の貼り紙からは、会社の反省の姿勢をみることはできません。

プレカリアートユニオンと上部団体の全国ユニオンが、株式会社引越社関東の前で抗議行動を行うと、井ノ口晃平副社長ら管理職が、尋常ではない恫喝を行いました。日頃、社員にどんな態度で接しているかうかがい知れました。
アリさんマークの引越社(引越社関東)社前抗議行動での恫喝 https://www.youtube.com/watch?v=uex0k9g7W_w&feature=youtu.be

引越社は「罪状」の張り出しのほかにも、社内報や業界紙にAさんや労働組合を誹謗中傷したり、プライバシー情報を掲載するという不当労働行為を繰り返し、労働環境の改善に声を上げようとする人を黙らせようとしています。

現在、プレカリアートユニオンはAさんとともに、アリさんマークの引越社に対して弁償金の返還や残業代の支払いなどを求める集団訴訟に取り組んでいます。裁判の第1回期日である2015年9月30日、Aさんは、意見陳述で次のように裁判官に訴えました。

「私は、従業員が、会社を愛し、誇りを持って、安心して働けるようになることを望んでいます。そして、弁償金制度の廃止をはじめとする労働条件を改善すること、労使間の問題を誠実な話し合いによって解決できるような、健全な労使関係を築けることを心から願っています。」

シュレッダー業務に追いやられても一人立ち上がって声を上げ続けるAさんを励まし、アリさんマークの引越社の労働環境をより多くの皆さんに知っていただくため、このキャンペーンを立ち上げました。
アリさんマークの引越社のようなブラック企業をそのまま放置することは、私たちの社会に公害を垂れ流すのと同じことになってしまいます。労働法を守って会社経営をしようとする真面目な経営者の足を引っ張ることにもなります。
皆さん、ぜひ賛同と、拡散をよろしくお願いします。

【要求1】組合に加入したらシュレッダー係に異動させられたAさんを「追い出し部屋」から元の営業職に戻してください!

【要求2】元の営業職に戻してと裁判を起こしたら、懲戒解雇された上、名誉毀損の「罪状」と書いた顔写真入りの紙を貼り出されたAさんの「罪状ペーパー」を全て撤去し、名誉回復の措置をとってください。

【要求3】「アリ地獄」と呼ばれる、仕事中の荷物破損や車両事故の損害を社員やアルバイトの給与から天引きしたり、借金を背負わせて弁償させる仕組みを撤廃してください。

引越業界を健全化し、アリさんマークの引越社を健全に存続させるためにも、ブラックな労務管理を改めない限り、アリさんマークの引越社は利用しないよう宣言しましょう。

==問い合わせ先==
アリさんマークの引越社に直接ご意見を伝えていただける方は、株式会社引越社関東(東京都中央区日本橋小伝馬町14-4岡谷ビルディング2F)電話0120-77-2626、電話03-3808-2626 までお願いいたします。

このキャンペーン、集団訴訟に関するお問い合わせは、プレカリアートユニオン(東京都渋谷区代々木4-29-4西新宿ミノシマビル2F)電話03-6276-1024 までどうぞ。

==参考==
アリさんマークの引越社「追い出し部屋」裁判記者会見 https://www.youtube.com/watch?v=QD-MWTKVGt8
アリさんマークの引越社集団訴訟について http://www.precariat-union.or.jp/case/arisan.html
Aさんの意見陳述 http://d.hatena.ne.jp/kumonoami/20150930/1443616899
(転載終了)
コメント
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