下記のビラは、建交労という労働組合が、先日、職場最寄り駅の駅頭で、参院選への投票を呼びかける為にまいていたものです。恐らく上段が表面で、下段が裏面だと思われます。勿論、労組のビラなので、特定の政党・候補を推している訳ではなく、あくまでも労働者の立場から、「格差政治にノーを」と訴えていました。私のブログでも、その趣旨に賛同して、投票締め切りまで、トップに表示しておく事にしました。
ただ、如何せん、このチラシも文字だらけで。特に表面の方なぞは余り読まれないかも知れません。言いたい事が一杯あるのは、私も同じ想いなのでよく分かりますが、ここはもう少し精選する事で、逆にインパクトを持たせる方が良かったのでは。例えば、
せっかく政権交代したのに、次々に公約を反故にして、辞めていった前首相。
その後を受けて登場した今の首相は、盛んに「強い日本にする」と言う。
しかし、実際にやっている事は、前政権やその前の自公政権と全然変わらず。
普天間基地の沖縄県内たらい回し?
消費税値上げ?そのくせ法人税は更に値下げ?
後期高齢者医療制度の廃止も、派遣法改正も、口先だけだったしな。
このままでは、強めるのは自分たちの私腹や利権だけで、
庶民生活はますます痛めつけられる一方だ。
挙句に、国会比例定数削減で批判の声まで封じ込めるつもりか。
もうエエ加減にせえよ。是非、今度の選挙で思い知らしてやろう!
最低これだけでも、想いは充分伝わるのでは?
ただ、如何せん、このチラシも文字だらけで。特に表面の方なぞは余り読まれないかも知れません。言いたい事が一杯あるのは、私も同じ想いなのでよく分かりますが、ここはもう少し精選する事で、逆にインパクトを持たせる方が良かったのでは。例えば、
せっかく政権交代したのに、次々に公約を反故にして、辞めていった前首相。
その後を受けて登場した今の首相は、盛んに「強い日本にする」と言う。
しかし、実際にやっている事は、前政権やその前の自公政権と全然変わらず。
普天間基地の沖縄県内たらい回し?
消費税値上げ?そのくせ法人税は更に値下げ?
後期高齢者医療制度の廃止も、派遣法改正も、口先だけだったしな。
このままでは、強めるのは自分たちの私腹や利権だけで、
庶民生活はますます痛めつけられる一方だ。
挙句に、国会比例定数削減で批判の声まで封じ込めるつもりか。
もうエエ加減にせえよ。是非、今度の選挙で思い知らしてやろう!
最低これだけでも、想いは充分伝わるのでは?
asahi.com(朝日新聞社):与党、過半数は困難 朝日新聞終盤情勢調査 - 政治
http://www.asahi.com/politics/update/0708/TKY201007080575.html
与党過半数厳しく 参院選全国終盤情勢 - 中国新聞
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201007060399.html
「参院選、終盤情勢 与党過半数割れ濃厚 みんななど第三極10議席以下」:イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/412174/
情勢-- 現 要 朝日推計 共同推定 産経予測 過半数
------+--+--+--------+--------+--------+------
民主-- 62 -- 42-49-57 44-49-57 48-51-55 ------
国民新 03 -- 00-01-01 00-00-01 00-00-01 ------
無所属 01 -- -------- -------- -------- ------
(小計) 66 56 42-50-58 44-49-58 48-51-56 不可能
社民-- 02 -- 01-01-02 01-02-02 01-02-02 ------
(小計) 68 54 43-51-60 45-51-60 49-53-58 困難--
共産-- 03 -- 02-04-05 02-04-04 02-02-04 ------
(小計) 71 51 45-55-65 47-55-64 51-55-62 ギリ可
終盤情勢は民+国+社+共で過半数がギリギリ可能。これ以上、与党の議席数を減少させると危険水準です。
「民+み」で過半数がギリギリ可能。★★★「民+み」の連立になると、非正規雇用が大幅に増加します。
みんなの党は新自由主義・小泉改革自民党の直系政党なので、小泉時代のように状況を悪化させるだけです。
『当面だけの』消費税率維持に乗せられて、みんなの党へ投票を考えている有権者は、目を覚ますべきでしょう。
民+保守各党の連立になれば、消費税は 10% どころか、10% → 15% → 20% と青天井になります。
よって、比例代表は社民の保○○人氏に、また与党の議席数が予定以上に減少しすぎたので、
選挙区は民主党に投票し、議席数を調整します。
みんなの党 清和会 小泉 - Google 検索
http://www.google.co.jp/search?ie=auto&q=%A4%DF%A4%F3%A4%CA%A4%CE%C5%DE+%C0%B6%CF%C2%B2%F1+%BE%AE%C0%F4
cf. http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/liveplus/1276782795/34-
これはその通りですが、
>選挙区は民主党に投票し、議席数を調整します。
これは違います。本質的に新自由主義なのは、「みんなの党」も民主党も同じです。だから、民主党の枝野幹事長が、盛んに「みんなの党」に連立の秋波を送っているのでしょうが。
「みんなの党」も、表向きこそ盛んに否定しているものの、実際は密かに連立の機会を伺っている事でしょう。
地方の一人区で他に事実上選択肢がないなら、<候補者によっては>民主党への投票も在りかも知れませんが、複数区や一人区でも沖縄では、民主党に投票する必要なぞ全くありません。消費税や普天間の問題を見れば一目瞭然、民主党も自民党も「みんなの党」もその他の右翼ネオリベ新党も、ともに今までの自民党政治の継承者である事は、はっきりしています。
何故、私が、このブログに「ポスト政権交代」というカテゴリーを設けているのか、お分かりですか。自民党から民主党への政権交代の、その更に先の、復古反動も新自由主義も共に乗り越えた未来を見据えているからですよ。先の衆院選での政権交代は、そこに至る通過点にしか過ぎません。いつまでも通過点に止まっていては、絶対に自民党(とその亜流の)政治からは抜け出せません。
だから、「みんなの党」を、事実上野放しにしてしまった。
多くの若年層は、コーヒー屋の大将なんかにもホリエモンやワタミの親分のような今太閤幻想をもっています。「あの起業家精神で日本経済を何とかしてくれるんじゃないか?」などと。タリーズのような劣化コピーのエセ・ヴェンチャーが栄えたって、儲かるのは経営者や資本だけで、そういう業界が便利使いする非正規労働者は拡大こそすれちっとも救われないのにねwww
ま、何事も学習ですわ!
オレたちも学習させられてますもんね!(永久に学習してたりしてwwww)
そういう面もあるとは思いますが、構造改革派は曲がりなりにも「夢のある将来」を民衆に自信持って提示していると思うのですね。「脱官僚・規制改革で活力ある日本を!」とか。例え、それが幻想であっても。
一方、社民党や共産党は傷の手当ての方法(社会保障など)については主張しながらも、いかに良い体を鍛えるか(左派の目指す社会像)を提示していないよう、民衆をわくわくさせるような政策論を提示していないように感じるのですね。これでは、閉塞感を覚える人々は、幻想であっても「夢」の方に誘われてしまうでしょう。
また、「みんなの党」の主張するような公務員労働の腐敗・堕落に対する批判というのは、ある一面においては正論ではあるんですね。民間で働く労働者や主婦などは公務員の労働実態に対して少なからぬ懐疑と不信感を抱いています。しかしながら、官公労を支持層として抱え込んでいる社民党や共産党は官僚トップの批判はするものの、公務員労働一般に対する批判は手控える傾向が強いです。こういう社民党・共産党の体質に欺瞞・不信感を抱く向きは存在すると思いますし、そういう層は「スパッと」公務員批判を展開するみんなの党に回収されてしまうでしょうね。
http://www.jcp.or.jp/seisaku/2010_1/20100712_sanin_kekka.html
さすがに今回は、敗因を「反共攻撃」やマスコミ報道のせいにして自らの指導責任を逃れようとする態度はみせていませんね。党中央も消費税増税などが争点になった今回の選挙を「勝てても不思議ではない選挙」「まさか後退するとは!」という程度には認識していたということでしょうか。
しかし、やはり批判意見の受容や自己分析に限界枠を設けていますね。今回の声明でも「党綱領と大会決定にたちかえり」という前提条件付きになっていますからね。そもそも「党綱領と大会決定」自体にも問題があるのではないか、というところまでは考えが及ばないのでしょう。
社会主義的未来ビジョンの鮮明化努力や財政再建問題での説得力ある対案提示の必要などはハナから自己分析の視野の外のようです。
中国の「市場社会主義」への無批判的称揚姿勢や、現在の経済・雇用問題が一国主義的綱領の枠内では解決不可能なこと、近年有権者に示している自党の財源政策が金額規模的にも不十分なことなどについて、点検の眼が向けられていません。
ま、政権党が消費税増税を言い出したら前進のチャンスだ、などという情勢判断からして、単なる経験主義、過去事例当てはめの図式主義でしかないのですから、「負けてしまってゴメンなさい」という反省表明の前提認識自体も間違っているのでしょうが。
期待薄の難題なのでしょうけれど、今度こそ真摯で根本的・全面的な総括を求めます。
じゃないと、高齢化し切った多くの党員たちに冥土の土産さえ持たせてあげられませんよ。
実は私も、共産党のビラをまきながら、これでは「みんなの党」の後塵を拝する結果に終わるのではと、薄々感じ始めていました。確かに、法定1号ビラよりも2号ビラの方が、図表を用いて、より具体的に説明がされるようになってはいましたが、それでも一本調子の感がどうしても拭えなかった。
「みんなの党」批判にしても、過去の公明・民社や新自由クラブに対する批判の仕方を、そのまま踏襲しているような印象が、どうしても拭えませんでした。そこに新自由主義への批判を上乗せしただけ、という感じで。
70~80年代なら、そんな「正論一本調子」でも良かったのだろうけれど、これだけ「正論が通用しない世の中」になってくると、もうそれだけではダメではないか。
これは何も「正論を放棄しろ」という事ではなくて、「いくら正論でも書生論では何もならない、もっと説得力を持たせろ」という意味です。共産党は「決して書生論ではない」というかも知れませんが、少なくとも大衆の受け止め方としては、書生論でしかなかったというのが、正直な感想です。現に、身近にいる無党派層の知人からも、何人かの人からは、そういう趣旨の意見も承っています。
ただ、私は、これを単なる共産党批判だけのレベルで捉えるだけでもダメだと思うのです。何故、二大政党批判票が社共に向かわず「みんなの党」に向かったのか、そこには欧米や中南米とはまた違った日本社会の後進性が現れていると思います。それが、私が選挙最終盤に書いた記事の中でも少し触れた事です。そこを、共産党も私も、きちんと見抜けなかったのではないか。
書生論という事で言えば、私がこのブログの「職場人権レポート」記事の中で強調してきた「奴隷根性からの脱却」にしても同じです。劣悪な労働条件にも関わらず、何故みんな立ち上がらないのか。その根底には奴隷根性があるのは間違いない。しかし、ただそれを批判しているだけでは、書生論から一歩も抜け出せない。そこで、色々頭を悩ませているのです。今、共産党が直面している問題も、これと同じではないか。
だから、これで単に共産党を批判しているだけではダメであって、これを日本の左派・リベラル全体の危機として、そこから自分の問題としても捉えないと、未来への展望も生まれないのではないか。その立場から、今の共産党に対しても、「この左派全体の危機、民衆にとっての危機を、どこまで認識しているのか、単に自党の議席減だけで一喜一憂しているだけではダメではないか」と言わなければならない所まで来ているのではないか。
今回、初めて共産党の比例票が400万票を切りました。社民党も200万票前半にまで落ち込み、両党合わせても500万票台にしかならなくなりました。仮に両党が統一候補名簿方式で共闘しても、沖縄以外では「みんなの党」一党にすら勝てない所にまで落ちました。ここまで来たら、もはや手遅れかも知れないのに、未だに「共産党はセクト主義」だの「社民党は反共」だのと、互いに罵倒している余裕なぞ、本来ならば無い筈です。
それで共産党や社民党が困るだけなら、ここまで言いいません。旧態依然たる左翼二党が消滅するだけで済むなら。
それだけでは済まないから憂慮しているのです。この二党、ひいては左翼の消滅によって、貧乏人はますます新自由主義の餌食にされ、資本家の搾取はもっと酷くなる。だから憂慮しているのです。これは両党のみならず左派全体としても考えなければならない深刻な問題ではないか。
そういう観点で総括を書こうと思っています。故に、それなりにじっくり考えた上でないと書けないのです。
政策論はともかくとしても、情勢論や組織論、運動論などにはやはり有害な「書生論」が多く散見されますね(というよりも、正しくは「小児病」か)。そのことは、衆議院選での全小選挙区立候補方針への固執やその撤回の経緯を見ても明らかでしょう。また、候補者政策における「純血主義」や「機関紙中心の党活動」方針なども、大衆的議会政党としては悪しき書生論じゃないかな。
>しかし、ただそれを批判しているだけでは、書生論から一歩も抜け出せない。
「書生論」や「小児病」というのは、それが左翼日和見主義の一形態である以上、そういう弊害を改めさせる側の方法・戦術も書生論に陥っちゃダメなんですよね。オレたちみたいにブログや掲示板にシコシコ書き込んで自らの「アリバイ証明」としているような作風もまた、書生論、小児病の症状の一種なのでしょうからね。これじゃ温室栽培型機関専従の日常活動と同じです。この際自分たちのライフスタイルも再考、模索しないといけないでしょうかねww
小難しい理屈を並べっこしているより、オレもツィッターを活用した活動にでも挑戦しましょうかね?
それとも、PCや携帯の方はほどほどにして、リアル世界での政治的コミュニケーション革命でも追究しましょうか?
どうでしょう?
クソ溜めみたいな2chだけじゃなくブログの政治談義なんかを見回っていても、無知、無思考、非常識(=日本では「常識」なのか?)が溢れかえっていますもんね。井の中の蛙ニッポン人って、言語的ハンディがあるからなのか、欧米や世界の事をほとんど知らないし興味もないみたいです。他人のKYはバカにしても、自分が時代を読めていないことに全く気がついていません。ま、国際主義を「ソ連中国の手先」だなどと広言して憚らない自称共産党シンパがここにもいるようですから、島国民族の視野狭窄には左右の違いも無いのでしょうが・・・
それにしても、ニッポン人には文明社会での最低限の政治常識ぐらいは身につけて欲しいものですね。これじゃあ、書生論に疲れ果てた連中が窮乏革命待望論に急旋回しちゃいますよwww