薬膳の先生のお知り合いで東京自由が丘を拠点に
国内外でお料理教室を開催している森圭子先生が来福。
貴重で贅沢なレッスンに参加しました!!
森先生はなんともお達者なアラ80(笑)。
聞かれたので、普段はこんな感じでお料理しています~と
答えたら「経済と計画が下手!」 とのっけから見破られて
しまいました(笑)。
レッスンではおすすめの「料理の素」 の作り方、先生の
お料理哲学の話、保存のコツ、大根1本を使い切る方法、
などを習いました。使う調味料は白だし、だしつゆ(めんつゆ)、
酢。使う油はごま油と太白ごま油です。
鶏ひき肉を使った「料理の素」。
小さくまるめてスープの具にしたり、しいたけの肉詰めなどに
展開できます。「料理の素」 はその他に、もやしとにんじん
で習いました。
試食は「料理の素」 の展開料理。
鶏ひき肉はお吸い物の具に、にんじんは炒めたひじきに使い
ました。ピンクの麺は梅そうめん。これは先生から参加者への
お土産で、先日ドイツで開催したお料理教室で特に好評だった
水菜との組み合わせだそうです。
麺はゆでるとパッと鮮やかになり梅の風味もしっかり!
味付けは白だしと米酢です。とても美味しい麺とつゆでした。
ごはんは混ぜごはん。大根の皮と桜海老に白だしで味をつけた
もので、あしらしはサッとゆでた大根葉です。
『時間の貯金、心の貯金、お金の貯金』 が先生のお料理
哲学。「料理の素」 はゆでてだし(だしつゆや白だし) と酢で
薄く調味するだけなのですが、野菜の水気をしっかり切る
ことで軽く2週間は保存可能だそうです。
「美味しい・不味いは水との関係。わたしたちの湯上りと
同じように、野菜もしっかりふいてあげてね」 と説明があり
ました。長持ちさせるコツのもうひとつは汚れた箸を
使わないことでした。
それから昆布水、昆布酢はあると便利だと習いました。
昆布水ならおだし! と発想がいくのですが、昆布酢の展開
なんて考えにくくせいぜい使っても寿司飯ぐらい(笑)。
先生はハープ(タイム) を入れるバージョンもストックしている
そうです。なるほどぉ。これなら洋食にも発想がいきそうです。
ものを工夫して料理すること。味は愛で決めること。食材を
決して無駄にしないこと、野菜なら農家に申し訳ないと思う
こと。さらしは一反持っておくこと。冷蔵庫内ではよく使うもの
や使いかけのもの、ストックしているものを目の高さに置くこと。
最低でも週に1回は買い物をしないこと…などなどたくさん
メモが残りました(笑)。
いろいろ語録があるのですが、中でも一番気に入ったのが
「imaginationをdaily使うこと」 という言葉でした。
参加の皆さんがすぐに実践できるように~と「料理の素」 や
調味料、乾物、ゆで方を習ったほうれん草、野菜類など、
お持ちかえりをたくさんいただきました。
鶏ひき肉はにんじんと合わせて照り焼きに。
あさりと大根の炒め物はもやしと合わせてスープに
しました。したことと言えばごはんを炊いてアジを塩焼きした
ことくらい。4日ほど出張していたオットが「俺のために
こんなに手をかけてくれなくても良いのに」 と言いました。
ただにっこり笑って反応返し。心の中はしめしめ(爆)。