桃の花は鮮やかにタテに伸びるように咲くこと、種の中の
「仁」が体を温めることから、長く丈夫に生きていく象徴。
あるいは邪気を祓い、百鬼を制する高貴な花とされています。
ひなつまりは別名、桃の節句。
桃が描かれた器でお祝いをしました。
菜の花を盛りました。
古川章蔵作は、ちらし寿司の取り分けに。
ちらし寿司の具材は市販品で冬子(どんこ) 椎茸です。
春からの雨は生ぬるく、湿気や寒(邪) が入りやすいので
五臓の「脾=胃腸のあたり」が弱る季節。
「脾」を養う代表的な食べものが冬子(どんこ) 椎茸です。
冬子(どんこ) 椎茸は、晩秋から初春の乾燥品で肉厚。
かさは開ききっていません。薬膳では、生のものより
干したものの方が薬効が上がると言われています。
その他、ひなまつりを語るものということで、はまぐり。
その一対以外に合う貝殻がないことから「ただ一人の人と
添い遂げる」とか「女性の貞操」とか、水が汚れると
場所を移動することから「女性の純潔」を象徴するそう。
冷たい雨のひなまつりだったので、潮汁から体を温める
チゲ風に変更。そもそも(はまぐりではなく) アサリ!
10年物の貝殻が居るので、まあいいか(笑)。
箸置きなんかも、超適当。釣りに行った海で拾いました(笑)。
懐紙は長女経由で四女(習字四姉妹 わたし次女)からお裾分け
いただきました♪
先月末、法事の席でひなまつりの室礼をしました。
菜の花は、菜種油をとることから、亡くなった人に
たむける灯明を表します。
慎ましやかなものですが心を形に出来て嬉しかったです。