2018年のレッスン納め!
12月のふじももキッチンが無事に終了しました。
一陽来復(冬至の別名) をしつらえました。
冬至は一年で最も昼の長さが短い(夜が長い) 日。
運気が上昇運に転じる日。
太陽が復活する日。
暦の上では冬から春へ変わる節目。
陰陽では、極まった陰から陽へ転じる日。
お菓子とお茶。
(冬至の) 直会を兼ね、かぼちゃプリン小豆添え。
かぼちゃの黄色や小豆の赤色は邪気をはらう色。
難を転じる南天と直筆の一陽来復を添えました。
無病息災の願い。
一年を終える感謝の気持ち。
皆さまには心穏やかに年の瀬を迎えられますように。
博多飴湯。生姜と水飴が入った葛湯(市販品)。
ワークショップは有頭海老の扱い方。
海老は長寿を願う姿としておせち料理に入るなど
縁起物として登場する回数が増えると思いますが
冬の薬膳として食べても優秀です。
高たんぱく低カロリー。体を温める作用や足腰の
冷えを改善する働き、補腎、補陽などの効能。
次にお食事(教室では五季食楽と言っています)。
暦・二十四節気と陰陽五行説を活用し、春夏秋冬
季節がめぐる食卓、食材の栄養や薬膳としての
効能を取り入れています(家庭薬膳料理)。
今月は(冬至に) 極まる陰と、次の季節・冬の土用
に向けた対策をメインに、冷え予防、乾燥予防、
かぜ予防。体を養うことを考えました。
食前のドリンクは直会を兼ねた冬至柚子ソーダ。
ビタミンCはもちろん、薬膳では咳を鎮めたり
痰の切れをよくする働きがあるので、咳を伴う
かぜにおすすめ。果汁は二日酔いに、香りは
リラックス効果や(気のめぐりをよくするので)
胃の不快な症状を取り除くとも。
お肉料理は鶏ハムのカルパッチョ。
高栄養のヘルシーミート、鶏むね肉です。
自家製ソースは松の実と干し椎茸が多め。
つなぎにEXVオイル、パルミジャーノを加えています。
お肉に添えたビタミン野菜は青菜類、ブロッコリー、
人参。オイル蒸しにして各自盛りました。
飾りはピンクペッパーやハーブでクリスマスっぽく。
かわいいお顔もありました(笑)。
魚料理(はワークショップからの展開)。
有頭海老の背開きを練習し、フライ衣をつけて
揚げました。
タルタルソースは自家製。
ご当地っぽく、かぼすを加えました(かぼすタルタル)。
ビタミンCをダブルで摂るマリネを添えて。
材料は、かぶとかぼす。
薬膳として食べるかぶは補五臓や温胃。
かぼすは潤い効果など。
マリナードも薬膳風。水飴を加えています。
年越しそば。
そばの中でも効能が高いとされる韃靼そばを使用。
韃靼そばは普通種のそばに比べ、ルチン(抗酸化作用、
降圧作用) を多く含みます。薬膳として食べると、
その作用や効能が高く、また血のめぐりをスムーズに
するといわれています。
そばつゆは三白仕立て。
おむすびは韃靼そば茶で炊いたそば茶めし。
デザートはミニタルト。
タルト台にクリームチーズを入れました。
乳製品(の脂肪分) で寒さから体を守ります。
トッピングのひとつ目は金柑。
冬至にちなみ、ふたつの “ん” のつく食べもの
から金柑を選びました。
薬膳としては咳を鎮めて胃腸を活発にします。
ふたつ目はなつめ。
気と血を補う滋養強壮食材です。冷え性や美肌対策に。
漢方ティーはオリジナルブレンド。
名付けて紅温茶!
見るからに紅色をしたりんご、アップルティーを
ベースに加えた漢方食材も紅色系。
ほっこりとする香りと適度な甘味で大っ成功(笑)。
頂き物たくさん!
皆さまありがとうございました。
二年目のふじももキッチン。
おかげ様で無事に終えることができました。
おひとりおひとりの学びを食卓のレパートリーに、
お得意料理に、自慢の家庭薬膳料理にと加えて
頂ければ幸いでございます。
お伝え不足は来年の課題に。
今年もお通いいただきましてありがとうございました。
◎2019年は1月12(土)、13(日) からスタート!
暦は小寒と大寒。晩冬。冬の土用。
冬の土用は、一年で最も寒さが厳しい大寒
と重なります。寒さは底!
夏の土用の同様、冬の土用もまた “大きな土用”
といわれます。
寒くて過ごしにくい季節ですが、どなた様も
無事に、元気に過ごし、立春を迎えましょう。
ワークショップは新春企画!
内容はシークレット(笑)。
五季食楽(お食事)。
テーマ「体を温める」。
場所:大分県大分市。
両日満席を頂戴しています。
ご参加の皆さま、新しい年もどうぞよろしく
お願いいたします。ありがとうございました!