春のにがみはデトックス、
春のにがみはデトックス、
春のにがみはデトックス。
みなさま。この効能はもう念仏のように覚えてください(笑)。
薬膳は食べて「補うこと」と「出すこと」をします。
それを季節でいうと、秋から冬にかけては補う、
蓄える季節。春、梅雨、夏にかけては出す季節です。
春は出す季節のはじまりということになります。
食材が体内に入ったときにどのように働くかということを
“効能”といいます。
ひとつの食材には、複数の効能が備わっていることが
多いので効能の強弱はありますが、春のにがみが
醍醐味の山の幸などは特に解毒の効能が多くあります。
解毒は体内に蓄積する老廃物や病邪を取り除くことを
いいます。
我が家は、下処理の手軽さから菜の花から
春のにがみがスタートします!
つぼみが小さく固くしまっているものがベスト。
葉は鮮やか、見落としがちな茎の切り口は変色して
いないみずみずしいものを。
薬膳としての効能は解毒 消腫 活血など。
炎症、おでき、吹き出物、腫れ、むくみ、血のめぐりです。
血がめぐるということは、一緒になってめぐる気もめぐります。
気がめぐればストレスによるイライラや疲労感を和らげます。
ゆでてひなまつりの混ぜ寿司にあしらいました。
混ぜ寿司の具材は生のかなぎ。
本当は白魚が欲しかったのですが、魚屋さんになかった
ので「ゆでると白魚みたいになるとばい」と言われた
かなぎにしました(笑)。ほ本当か!
生のかなぎ。半分はおすすめのかき揚げにして、半分は
しょうが風味で煮ていました。まあ白魚チックということで(笑)。
菜の花に戻ります。蒸した菜の花。蒸し鶏の仕上げの工程
(火を止めて5分ほど予熱で火を通すタイミングで同じ鍋)に
入れました。蒸し鶏は昆布やしょうがや酒で作るので、
菜の花にも香りとうま味が移ります♪
ゆでてチューブの和がらしで調味したお浸し。
からしの効能は宣肺 温胃など。咳や胃によいとあります。
菜の花もからしも体を温める性質なので、冬に逆戻り~な
日にもおすすめです。
実家の父が薬膳の勉強になるぞ! とフキノトウを送ってくれました。
ブツのまま、ブツそのものだったらどうしようとドキドキしたのですが、
さすがお父さん! 佃煮という美味なる調理済みでした(笑)。
フキノトウも解毒の効能です。