毎金曜日に届く九州の野菜と有精卵。
本日は4月11日~4月16日の薬膳的食生活です。
この頃は二十四節気の清明。
若葉が萌え、花が咲き始め、鳥が歌い舞い、すべて
のものが輝く頃。
七十二候では、夏鳥の燕が飛来して(初候)、冬鳥の
雁が北国へ帰って(次候) が終って、空には虹が
はじめて出る頃(末候) になりました。
虹は雨上がり。春の雨にも注意をしたいですよね。
思いのほか冷たいので。
五季(季節) ごとに具材を選んで作っているものに
カレーとポテトサラダがあります。
春のカレー。
チャツネは漢方食材で作ります。
カレールウは作ったり市販品を利用したり。
具材。春は気や血の流れに関係する「肝」が
弱りやすいので(肝の)働きを補うものをチョイス。
豚肉、にんじん、玉ねぎ、セロリを使いました。
春のポイントは辛さ。
辛味は「肝」を痛めるので控えめにします。
市販品なら辛さのレベルを下げて購入。
ごはんはパセリごはん。
「肝」によくて、補血や血のめぐりをよくします。
上った気も下ろします。美肌効果も。
カレーに添えるサラダは(カレーのスパイスによって)
熱化する体を冷ますものをメインにします。
トマトとアスパラガスはどちらも体の余分な熱を取って
潤す働き。グリーンリーフ(レタス) も熱取り。ですが、
ひとつは温め食材を加えます。この場合は新たまねぎ。
春のポテトサラダ。
春の五味は「酸味」なので使う調味料は意識して酢!
寒さ対策に熱性のからし(マスタード) を使うので
この場合は白ワインビネガー。
青みはアスパラガス。体の余分な熱をとります。
たらのクリーム煮。
たらは春の五臓「肝」によい魚。気と血を補います。
牛乳との食べ合わせはストレスの緩和です。
新じゃがいも、チンゲン菜を一緒に。
チンゲン菜はオットのお弁当にも。ごま和えで。
肉豆腐。
新玉ねぎをたっぷり使いました。玉ねぎは、気や血を
めぐらせて体を温める作用です。
牛肉は赤々していて、見るからに血がたっぷり。
その分アクもありますが、薬膳的には疲労感を回復したり、
筋力をつけて足腰を丈夫にする効果です。
体を潤す豆腐。
薬膳でも大切な栄養食品の卵を添えました。
しめじ。
血がたっぷりな環境が好きな春の五臓「肝」によい
きのこで、補血や通便の効能があります。
頭に昇った気を降ろす働き、胃腸の働きをよくする、
整腸作用もある蕎麦と合わせました。
天草晩柑。かんきつ類は気をめぐらす効果。バナナは
解毒。ハーブシロップのマリネです。
味噌汁記。
しめじと小松菜。解毒効果。
チンゲン菜とにんじんと糸もずく。
安眠、肌・髪・爪つやつや、むくみとり。
本日から春土用に入りました
期間は約18日。土用が明ける5月5日の立夏の頃まで
となります。
春土用とは “春が極まる期間に、夏の始まりを感じる”
という季節の変わり目。
体調が不安定になりやすいのでご自愛ください。
五臓では「肝」。働きが高まると同時に弱りやすく
もなります。それから「脾(胃)」です。
わたしはどうも感覚的に抵抗力が落ちるような気が
します。ですが、そうはいっても、しなくては
いけないことが多くあります。
そんな時は、“季節の変わり目はこんなもの” と
割り切って、(春土用なら) 新緑の季節を心待ちに
しています(笑)。
おごちそうさまでした!
iBox(宅配野菜)
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