今日 9月16日は東洋大学の創立記念日です。(私も初めて知りましたが・・・・)
明治20年(1887年)9月16日に文京区湯島にある麟祥院というお寺で、東洋大学の歴史が始まりました。今年で創立134年と言う事になります。明治20年前後は今でも有名な大学が相次いで創立されましたが、明治維新直後で早く西欧列強に追いつくため、法律家の養成が喫緊の課題であり、法律を学ぶ学校がどんどん増えて行った時代です。東京法学者(現法政大学1880年)、明治法律学校(現・明治大学1881年)、英吉利(イギリス)法律学校(現中央大学1885年)、日本法律学校(現日本大学1889年)などですが、法律学校と言う名称でなくても専修大学の創立時にも経済科と法律科がありました。つまり現在ある伝統校(総合大学)の殆どが「法律」を学ぶ学校だった訳です。東京専門学校(現早稲田大学1882年)も「法律学校」ではありませんが、やはり創立時には政治経済学・法律学・英学・理学がありました。 関西でも関西大学の前身は関西法律学校です。
そんな中〝哲学〟を学ぶと言う学校は異色中の異色であっただろうと思います。当時の学生(生徒)たちはどんな思いで《哲学館》に集ったのか知る由はありませんが、少なくとも我々が学んだ時代よりは立志の想いは強かったでしょうね。今や文系・理系13学部を擁する日本を代表する総合大学に発展し、五輪メダリストも輩出するようになりました。
創立者の井上円了さんは、どんな思いでありましょうか?