洗濯ものが溜まってしまい、行きつけのコインランドリーで洗濯物を乾かしていました。
そこには、コミックや小説などが多く置かれています。その中に推理小説作家で、東洋大学の先輩でもある(文学部・国文科中退)内田康夫の「萩原朔太郎の亡霊」があったので、ついつい洗濯物が乾いてからも、読み終えてしまいました。
私は推理小説は余り読まないのですが、内田康夫の小説は、デビュー作の「死者の木霊」とこの「萩原朔太郎の亡霊」は好きで何回か読んでいます。
内田康夫について
https://ja.wikipedia.org/wiki/内田康夫
「萩原朔太郎の亡霊」について
https://www.amazon.co.jp/「萩原朔太郎」の亡霊-徳間文庫-内田康夫-ebook/dp/B00N2JV1TA
実は私は高校時代から20代の半ばまで、自分で詩を書いて居た時期があり、萩原朔太郎は大好きな詩人です。
内田康夫の作品の特徴は、加害者・犯人の生い立ちなどを丁寧に描く事が特徴だと思いますが、今回も「こいつが真犯人だろう!」と読者に思わせておいて、実は彼はホームレスで数年前に死去していたと言う設定です。萩原朔太郎の詩にあるような殺され方をして、いかにも怨恨・復讐殺人のようにみせかけて・・・
(これ以上書くとネタバレになります。)
読み終えた後に、家族関係・夫婦関係・親子関係などが、その後の生活・将来に大きな影響を与える事が解ります。
内田康夫の作品は、ルポライターの『浅見光彦』シリーズ警視庁の『岡部警部』シリーズ、信濃のコロンボこと『竹村岩男』シリーズなどがありますが、私は浅見光彦シリーズはあまり好きではなく、信濃のコロンボの方に魅力を感じます。「萩原朔太郎の亡霊」」は数少ない岡部警部モノです。
この作品を読んだのは2度目ですが、もうかなり大事な部分は忘れていたので、懐かしく読ませて頂きました。
話はガラッと変わりますが、今日18時過ぎから苫小牧市・沼ノ端でアイスホッケー東洋大学vs法政大学の練習試合が行われています。どなたかがSNSなどで速報・試合経過などをUPされていないか確かめてから寝ます。