東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

2年続きの集中豪雨の爪痕 山形県南陽市 2014.07.13

2014年07月13日 | 田舎の話
1時間で100mm以上の集中豪雨なんて想像もつかないが、残した爪痕はそれを物語る大きなものだった。田舎の南陽市では1200戸が床下浸水し、土砂の溢れた吉野川は護岸が見にくくえぐられ、一部の橋は崩壊していた。

昨年も同じような被害でまだ復旧工事は進んでいないが、追い打ちをかけるようなさらなる大きな被害。昨年と同時期に同じような被害が2年も連続するとは何の因果か、90歳になる年寄りもこんな事はなかったし想像もしなかったとか。

最近この地では積雪が150cmを超す大雪が続いているが、ある程度は諦めもついているしそれなりの備えもしている。しかし、豪雪を除いて大きな災害のない山形県のはずが最近は看板倒れになってきたようだ。

自宅に行く3本の道路のうち2本が路肩が崩れて通行不能になり、残った1本のみがかろうじて生き残って幸い孤立だけは避けられた。今のところ復旧の見通しは立たず、暫くの間は迂回路を使って仙台と往復する羽目となった。

もう一つ困るのが山林の作業道の被害で、大水で路盤が大きく削られたり路肩が崩れたりして通行不能となてしまった。一部には土石流のように流れて道を塞いでどうにもならない。

山林の家業と言っても伐採や間伐・下刈りも出来ず、もっぱら作業道の草刈りが中心となっているが、この作業道が使えないと山全体の管理ができない。

幸い、自宅や周りに被害はなかったが、近くの親戚が不運にも山からの激しい出水に見まわれ、床上まで浸水して畳は全部捨てる事になった。

登山の世界でも大自然の脅威に曝されることが有り、人間の力の非力さを身にしみて感じさせられることも有るが、中間山間地でも自然災害を宿命と考えてそれを乗り越えて人は行きている。

しかし、津波の被害と比べれば被害は小さく、何よりも犠牲者が出なかったのは幸いと考えよう。








































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