2日間の好天となればやはりこの時期は三体山狙い。昨日は内輪のメンツが5人ほど入って賑わっていた様子。少し遅れて駐車場に着いてみると先行者の車が2台で、1台は当然の如くAさんペアーで合地沢と桂沢狙いの模様。
三体山山頂までは4時間強だったが、山頂には単独の女性ボーダーの方がいて三体沢を下降する様子だった。合地沢も食指が動くが、明らかに出発時間が遅過ぎたので却下し、まだ稜線から滑っていない桂沢を目指して快適な稜線歩きでやや下ってゆく。
コースは桂沢源頭の右斜面(下流から見て)に決めていたが、昨年のような醜いクラックはまだ見当たらずフラットな斜面で気を良くする。
スタートすると標高差150m程は急峻な斜面でスラフが流れ、飯豊の北股沢や本石転び沢を感じさせる。斜面は底が硬めで表面がザラメ化してコンディションは良く、まもなく意外と広大な桂沢に抜けて後はフラットな斜面をどんどん下降してゆく。
出だしは急で少し緊張するが雪質に恵まれ、三体沢も快適だがそれ以上の素晴らしいコースに思える。もう少し手前の斜面から下降すれば落差350m位の手ごたえのある急斜面だったが見誤ってしまった。なお、この時期を過ぎると斜面にクラックが入って余り快適ではないと思う。