5月5日(日)
祓川~新山~北斜面下降~基部の大トラバース~祓川
メンバー 7名 下降 標高差 780m
3日目のコースはは大本命の北斜面。過去2回の北斜面はアイスバーンやガタガタだったりしたが、今回は昼頃からの緩んだ斜面を狙って少しのんびりムードで登る。新山山頂に立つと昨日に数パーティーが入った様でしっかりトレースが残っていた。
滑り出すと底はかなり硬いが表層の雪が適度に緩んで滑りやすく、急峻な斜面が連続するがすぐ慣れて次々に下降してゆく。テレマークだとテールが流れて辛いようだが、そこは場慣れしたメンバーなので何の不安もない。
途中から大きく左にトラバースすると眼下は広大なフラット大斜面となり、雪質は今までないような素晴らしいコンデイションで快適な下降。しかし、行けども行けども広大な斜面が連続し、ようやく斜面の基部まで800m程下降して祓川方面への大トラバースを行う。しばらくして後続が8名程降りてきたが、6名は基部から鳥越川方面に登り返して行った。
祓川への戻りは3回の藪漕ぎで正規ルートを辿り、七つ釜小屋付近まで登りながら巻いて行くと一般ルートに辿り着く。標高差800mの連続した大斜面は東北で唯一の存在で、好条件に恵まれたスキーヤー・ボーダーは幸せ者だ。
【関連サイト】 東北アルパインスキー日誌