東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

村山葉山 東斜面 2015.01.19

2025年01月19日 | 山スキー
昨年は暖冬雪不足で訪れる事のなかった東斜面だが、今日は高気圧が張り出して絶好のコンデションに思えて期待しながら向かった。しかし、意外とお客さんは先行していった4名のみで後続は無かったが、昨日のメンバーの立派なトレースが有ったので快適に927mピークに立った。
頂上直下の雪庇は昨日に大規模に崩落してしまい、幅25m 長さ50mにも及ぶ大規模な状況に驚いてしまった。幸いにも斜面への雪崩の誘発は無かった様だ。
今まで50年以上山屋をやっているが、ヒマラヤを含めてもこれだけの規模の崩落は初めて見る光景で、昨日のお客さんはよくぞ巻き込まれなくて幸運だったと感じた。
これだけの幅で起きるとは想像しにくいが、東斜面に多量の風と雪が吹き込んだ特異な例ではないかと思った。
雪崩に関しては皆さん基礎教育と実地トレーニングも受けていると思うが、講習会では雪庇の学習と雪庇の対処の仕方は学んでいるのでしょうか?
50年位前に二口の稜線上で雪庇の崩落に巻き込まれたことはあるが、これほどの大きさのブロック崩壊となると命にもかかわる事例だろう。
積雪1.0mくらいの屋根の雪下ろしの際に一緒に落ちた事があるが、ひざ上程度の雪でも締まった雪だと足を抜き取ることが難儀で、もし腕と共に腰くらい迄埋まってしまうと一人で脱出するのは困難になるだろう。
 
【所要時間】 4時間45分
 
雪庇の崩落について
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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