雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

本と映像の森 154 鈴木光司さん『リング』角川文庫、原書1991年

2011年06月16日 06時29分10秒 | 本と映像の森
本と映像の森 154 鈴木光司さん『リング』角川文庫、原書1991年

 やっと読みました!
 わが浜松市出身の小説家、鈴木光司さんの三部作の第1作「リング」!

 夜中に1人で車の運転をしているので、怖い小説を読むと、仕事中ずっと,怖い思いを引きずるので、怖い小説は、まあ5年後に、仕事を引退してからにしようと思っているのですが、それでは、当分は(あと5年は)「リング」を読めないのです。

 中央図書館に、文庫本があったので、つい借りてしまいました。
 
 小説は、なにが原因か、10代の4人の若者、女子高校生と、バイクの男性、車の男女のカップルが、9月5日の夜に、同時に別の場所で、死因不明で死んでしまうことから始まります。
 
 女子高校生の叔父さんで、同時にバイクの若い男性の死に遭遇したタクシー運転手と会ってしまった新聞記者の浅川さんが主人公です。
 
 あんまり読みたくなかったのは、やはり暗い怨念の設定で(おまえは何をしておんねん)、普通の人にはない超常能力をよりよい未来のために使うという発想がないからでしょうか。

 ぼくの好きなSF小説、平井和正さんの『幻魔大戦 12 大変動への道』(角川文庫)で、敵役の青年に念をかけられて死にそうになった松岡さんに、主人公の一人の井沢郁江さんが言います。

 「松岡くんたちが手出しをすると問題がこじれて大きくなるわ。彼は制裁を加えられたってびくともしないし、反省どころかすごい復讐心に燃え上がるだけよ。殺したって無駄。それこそもの凄い音量になってしまうわ。」(p24)

 こういう問題に「幻魔大戦」の続きは、どうなっているかというと…うーん。

震災・くらし情報 原発周辺自治体は放射能汚染以前に終末期だった…

2011年06月16日 06時15分08秒 | 地震・原発・津波・防災情報
震災・くらし情報 原発周辺自治体は放射能汚染以前に終末期…

 「生きている」ということは、生命それ自体で、自立的に生きていると言うことです。

 終末医療で問題になっているように、栄養補給などでかろうじて生きていることは、自立して生きてることにはならないと思います。

 医学でいう「終末期(ターミナル)ケア」の時期です。

 ところが、ニホン列島の原発周辺自治体は、どこも、原発建設による補助金その他のお金で潤ってしまい、自立できなくなっていました。

 つまりは、自治体として、自らを治めて生きているとは言えない、電力会社と国によってかろうじて生かされている状態だったのではないでしょうか。

 電力会社や国に放置されれば死にます。

 そういう自分たちの根本的な反省抜きに、未来の再生はあり得ないと思います。

 ところで、あなたは自立していますか?

 ボクは自立しているんでしょうか?

 そう思っていますが、則子さんに頼っているかも…。

 書き終わって、すごく冷酷なことを書いたかも…と思いましたが。
 自治体を、踏んだり蹴ったり、したのは財界・政府であって、ぼくではないですので。

 観測者(オブザーバー)を非難するのはお門違いと思います。


雨宮日記 6月15日(水) 行動型直列の則子さんと並列のぼく…

2011年06月16日 05時51分29秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 6月15日(水) 行動型直列の則子さんと並列のぼく…

 乾電池をつないで灯りをつけるときに、乾電池を直列にするか、並列にするか、ということがあり、人間にも直列の行動型と、並列の思考型の人間がいると、体験から感じます。
 
 30数年妻(あたりまえですが)の則子さんは,行動タイプの人間で、いろんなことを同時に思考することはたぶん苦手だと思います。
 ぼくは思考タイプの人間で、ひとつころだけを考えて行動することは苦手です。

 そういう2人が、なんで30数年も夫婦しているかというと、違うタイプのAとBをかけあわせると大きな力になるからです。

 行動型の則子さんは、まずこれをやって、これが終わったら次に…ぼくはぜんぶ並列に同じ時間に同時並行で考えているので、一つ事に集中していません。

 たぶんスポーツマン・スポーツウーマンは、みんな一つのことに集中しているのでしょうね。

 ぼくは、2つ以上のことを感じて、考えて、時空の始まりから、☆の彼方のことまで同時に考えないと、頭が1つことに固定してしまうと鬱症状になります。

 そういう2つのタイプをうまく組み合わせて行動すると、大きな力を出せるのですが、さすがに、これだけ違うと,時々、うまくかみ合わなくて、うわ、どうしよう、ということもあります。

 車の中で、会話をしながら上の空で、まったく別の思考をたどっていて、則子さんに感づかれて、つねられることもあります。

 「痛!、ちゃんと考えてますって!」
 「智彦くん、そっちの方が重要だって思ってたでしょ?」
 「いえ…そんな…」

 

震災・くらし情報 浜岡原発から「風が吹くとき」…

2011年06月16日 05時42分17秒 | 地震・原発・津波・防災情報
震災・くらし情報 浜岡原発から「風が吹くとき」…

 「風が吹くとき」は、悲惨な核戦争で自国政府の言うことを信じて
 放射能のなかで死んで行く老夫婦を描いた絵本です。

 浜岡原発でなにか起こったときに、「浜岡から風が吹いたら」
 すぐに逃げようと,家族や知り合いみんなに言っています。

 で「浜岡原発から浜松に風が吹く時」があるのでしょうか?
 あります!

 「浜岡原発 風向き」で検索すると、
 「原発震災が起こったら・避難の手引き」
 http://www.stop-hamaoka.com/kaisetsu-5.html
 がヒットします

 「浜岡原発サイトは風が強い。上空100mの年間の風向きは、北15%:東25%:南15%:西45%の割合で西風が多い。平均風速は約7m/毎秒。時速に直すと25km/毎時である。この速さで放射能が運ばれると、放出1時間後に島田~掛川~袋井、2時間後に静岡~浜松、4時間後に熱海~飯田~岡崎、5時間後に甲府~名古屋、7時間後に東京~松本~彦根~尾鷲に達する。ただし夏は風が弱く冬は強い」と書いてあります。

 つまり、浜岡から浜松へ吹く風があるということです。

 実際は「東海大震災」あるいは「西日本大震災」(3つ以上連動)がおきたときに、
 すぐ逃げるかどうかは、悩ましい問題です。

 ぼくや則子さんは、地震対策のために、ここに残るべきとは思うので
 長女や次女は、すぐに避難して欲しいと思いますが…。