本と映像の森 154 鈴木光司さん『リング』角川文庫、原書1991年
やっと読みました!
わが浜松市出身の小説家、鈴木光司さんの三部作の第1作「リング」!
夜中に1人で車の運転をしているので、怖い小説を読むと、仕事中ずっと,怖い思いを引きずるので、怖い小説は、まあ5年後に、仕事を引退してからにしようと思っているのですが、それでは、当分は(あと5年は)「リング」を読めないのです。
中央図書館に、文庫本があったので、つい借りてしまいました。
小説は、なにが原因か、10代の4人の若者、女子高校生と、バイクの男性、車の男女のカップルが、9月5日の夜に、同時に別の場所で、死因不明で死んでしまうことから始まります。
女子高校生の叔父さんで、同時にバイクの若い男性の死に遭遇したタクシー運転手と会ってしまった新聞記者の浅川さんが主人公です。
あんまり読みたくなかったのは、やはり暗い怨念の設定で(おまえは何をしておんねん)、普通の人にはない超常能力をよりよい未来のために使うという発想がないからでしょうか。
ぼくの好きなSF小説、平井和正さんの『幻魔大戦 12 大変動への道』(角川文庫)で、敵役の青年に念をかけられて死にそうになった松岡さんに、主人公の一人の井沢郁江さんが言います。
「松岡くんたちが手出しをすると問題がこじれて大きくなるわ。彼は制裁を加えられたってびくともしないし、反省どころかすごい復讐心に燃え上がるだけよ。殺したって無駄。それこそもの凄い音量になってしまうわ。」(p24)
こういう問題に「幻魔大戦」の続きは、どうなっているかというと…うーん。
やっと読みました!
わが浜松市出身の小説家、鈴木光司さんの三部作の第1作「リング」!
夜中に1人で車の運転をしているので、怖い小説を読むと、仕事中ずっと,怖い思いを引きずるので、怖い小説は、まあ5年後に、仕事を引退してからにしようと思っているのですが、それでは、当分は(あと5年は)「リング」を読めないのです。
中央図書館に、文庫本があったので、つい借りてしまいました。
小説は、なにが原因か、10代の4人の若者、女子高校生と、バイクの男性、車の男女のカップルが、9月5日の夜に、同時に別の場所で、死因不明で死んでしまうことから始まります。
女子高校生の叔父さんで、同時にバイクの若い男性の死に遭遇したタクシー運転手と会ってしまった新聞記者の浅川さんが主人公です。
あんまり読みたくなかったのは、やはり暗い怨念の設定で(おまえは何をしておんねん)、普通の人にはない超常能力をよりよい未来のために使うという発想がないからでしょうか。
ぼくの好きなSF小説、平井和正さんの『幻魔大戦 12 大変動への道』(角川文庫)で、敵役の青年に念をかけられて死にそうになった松岡さんに、主人公の一人の井沢郁江さんが言います。
「松岡くんたちが手出しをすると問題がこじれて大きくなるわ。彼は制裁を加えられたってびくともしないし、反省どころかすごい復讐心に燃え上がるだけよ。殺したって無駄。それこそもの凄い音量になってしまうわ。」(p24)
こういう問題に「幻魔大戦」の続きは、どうなっているかというと…うーん。