雨宮日記 5月5日(土) 200年前の今日、カール・マルクスさんが生まれた
5月5日は毎年、「子どもの日」そして浜松まつり最終日。
そして今年はカール・マルクスさんの生誕200年記念日です。
そこでネットでカール・マルクスさんのネット記事を探索してみました。
① 中国共産党がマルクス生誕200年記念行事を大々的にやっている。習近平(シーチンピン)さんの演説では「マルクス主義により、東洋の歴史ある大国に史上例をみない発展という奇跡が起きた」と演説したそうです。(『朝日新聞 デジタル』による)
中国社会の指導的理論にカール・マルクスさんも入るというのは、初耳の新説いや珍説だと思います。
② 日本共産党の『しんぶん赤旗』は国内特集はせず、1面に「独大統領“マルクスは現代に通じる”」というベルリン特派員の小さな紹介記事を載せただけです。あとは1面の「潮流」に記事だけ。
日本共産党の公式ホームページ1面にも何も掲載していません。
ただ少し前の4月23日の記事に「マルクス生誕200周年 志位委員長 講演で強調
理論家・革命家の両面に光が 新しい市民運動の発展と響きあう」があります。
日本共産党はすくなくとも普通に特集を、それも連載でやって欲しいものです。
③ 研究者の内田樹さんのネット「内田樹の研究室」の4月28日で「中国の若者たちよ、マルクスを読もう」を読んだ。
新華社からの質問に答えたもの。
「1.『若者よ、マルクスを読もう』が出版され以来、日本ではベストセラーになり、中国でも大好評となり、愛読されています。その原因はどこにあるのでしょうか。なぜ資本主義社会の日本にはマルクス主義を愛読する人がこんなに多く存在しているのか、その原因は何だと思われますか。」
「2.マルクス主義の日本への影響についてご説明いただけますか。特に現在の日本への影響について。」
「3.先生はいつごろからマルクスの著作を勉強し始めたのでしょうか。先生が考えられているマルクス主義の偉さを何点か挙げていただけますか。」
「4.「マルクスを読めば人々がより賢くなる」とおっしゃいましたが、具代的な事例を挙げていただけますか。」
「5.マルクス思想を使って、現代社会における矛盾を解決する事例を挙げていただけますか。」
「6.中国の若者たちが学校からマルクス主義に触れ始めています。マルクス生誕200周年を迎える今、中国の学生の皆さんに、または世界の若者たちに送りたいメッセージはありますか。」
④ かもがわ出版の編集長・松竹伸幸さんの「編集長の冒険」で「マルクス生誕200年をどう迎えるか 2018年4月27日」を書いています。
これ以外には、今のところ、あまり見当たりません。みなさん、何かありましたら教えてください。
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今、午後11時。やっと祭りも終わり、街は静かになりました。