雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

本と映像の森 195 安冨歩さん著『生きる技法』青灯社、2011年

2012年03月24日 05時12分41秒 | 本と映像の森

本と映像の森 195 安冨歩さん著『生きる技法』青灯社、2011年12月25日第1刷、185ページ、定価1500円+消費税

 安冨歩(やすとみ あゆむ)さんの本は、これまで2冊、紹介しました。

 1 本と映像の森31 安冨歩・本條『ハラスメントは連鎖する』2010年04月24日 05時41分08秒

 2 原発の本 安冨歩さん著『原発危機と「東大話法」 ー傍観者の論理、欺瞞の言語ー』明石書店、2012年1月2012年03月06日 05時28分40秒 | 地震・原発・津波・防災情報

 この「生きる技法」は、1のハラスメント問題、2の原発問題の考察をさらに一般化して、ふつうの人生をどう生きるか、を考察しています。

 この本の中で、僕がが同感する、だいじな「命題」を紹介します。

 命題1 自立とは依存することだ

   命題1-2 依存する相手が増えるとき、人はより自立する

   命題1-5 助けてください、と言えたとき、あなたは自立している。

 命題2 誰とでも仲良くしてはいけない

   命題2ー7 嫌だと感じる人と、友だちのフリをしてはいけない

 命題3 愛は自愛から発し、執着は自己愛から生じる

   命題3ー1 自愛とは、自らその身を大切にすることである

   命題3-2 自己愛とは、自己嫌悪を埋め合わせるために偽装することである

 命題4 人を愛するためには、自分を愛さなければならない

 命題5 貨幣とは、手軽に人と人とをつなぐ装置である

 命題6 自由とは選択の自由のことではない

   命題6-6 選択を迫られるなら、その場を逃げ出すべきである

   命題6-8 自分の内なる声に耳を澄まして、その声に従う【ジプリのアニメで「耳を澄まして」ってありましたね】

 途中を略

 命題12 「自分は悪い子だ」と思い込まされていることが、自己嫌悪である

 こういう重要目次の紹介だけでは、わからないかもしれません。時間のあるときに、自分の体験に即して書きたいと思っています。

 


浜松・放射線量測定情報 雨宮夫妻自宅定点・A地点 3月23日(金)

2012年03月24日 04時59分47秒 | 地震・原発・津波・防災情報

浜松・放射線量測定情報 雨宮夫妻自宅定点・駐車場A地点 3月23日(金)

 2012年3月23日(金)17時06分、雨、微風

 11回目から20回目、10回測定
  平均値 0.049 μSv/h 
  最大値 0.053 μSv/h 
  最小値 0.042 μSv/h 

 21回目から30回目、10回測定
  平均値 0.050 μSv/h 
  最大値 0.055 μSv/h 
  最小値 0.046 μSv/h 

 11回目から30回目、20回合計 
  平均値 0.050 μSv/h 
  最大値 0.055 μSv/h 
  最小値 0.042 μSv/h 


 測定器 :堀場製作所「RadI PA-1000」
 単位  :μSv/h (マイクロシーベルト/時)
 測定精度:±10%
 測定回数:スイッチオン後10回(1分40秒)パスして、
      10秒ごとに60秒積算値を自動表示、20回観測
      11~20回と21~30回に分けて結果を表示します
 (注:昨年は10回パスして10回観測でしたが、今年1月5日(木)から20回観測に切り替えました。)
 測定高さ:地上1m
 測定位置:雨宮夫妻自宅の駐車場(コンクリ舗装)のA地点
 測定者及び記録者:特記ないかぎり雨宮智彦

 ◇ 写真は、いま咲いている雨宮家の早咲きの桜(サクランボの成る桜)です ◇





静岡県古代史の本 1 静岡県教育委員会『静岡県の前方後円墳 総括編・資料編・索引』2001年

2012年03月23日 05時18分56秒 | 遠州古代史
静岡県古代史の本 1 静岡県教育委員会『静岡県の前方後円墳 総括編・資料編・索引』2001年

 静岡県教育委員会が2001年(平成13年)に発行した「静岡県文化財調査報告書 第55号」というサブタイトルを持つ3冊の発行物です。
 
 1 『静岡県の前方後円墳 ー総括編ー 』(B5版、224ページ)
 2 『静岡県の前方後円墳 ー資料編ー 』(B5版、226ページ)
 3 『静岡県の前方後円墳 ー資料編・総括編索引ー 』(B5版、16ページ)

 2001年という10年前の発行なので、果たして在庫があるのかどうか心配しながら、注文したら、ありまして、3冊とも手に入りました。

 この本の『総括編』によれば、静岡「県内に古墳は約9000基あるといわれる。このうち前方後円墳(前方後方墳等を含む)は、『静岡県史 資料編2 考古二』(1990年」によると、県西部地域に78,中部地域に14基、東部地域に7基、計99基」とあります。
 
 この本は、その全体像と、各古墳ごとの詳細データをまとめて掲載した便利な本です。
 


 

雨宮日記 3月22日(木) 浜岡原発永久停止裁判の県西部ニュース「希望」第2号を印刷

2012年03月22日 22時28分54秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 3月22日(木) 浜岡原発永久停止裁判の県西部ニュース「希望」第2号を印刷

 ここ数日間、完成した原案を何人か(則子さんも含む。則子さんがいちばん細かく点検する)に見てもらい、修正をくりかえし、やっと今日、浜岡原発永久停止裁判の県西部ニュース「希望」第2号とその「付録 原告の意見陳述」を印刷しました。
 
 これをB5版6ページになるように紙を折り、組み合わせて、折って封筒に入れます。この作業は、ほとんど則子さんがやりました。

 そのあいだに、ぼくは名簿を整理して発送用のあて名ラベルを打ち出します。

 このニュース2号の「編集後記」を紹介します。

 「このニュースのタイトルを「希望」としました。ギリシア神話でゼウス神が地上に送った女性パンドラに「絶対開けるな」と預けた箱をパンドラが開けてしまい、人類にありとあらゆる災厄・悪がはびこったが、箱の中に「希望」だけが残っていた、というお話です。希望はあるのではなく、つくるものだとも思いますが、司法・裁判には「希望」はあるのか、問うていきたいと思います。 【NN記】 」


  < 写真は、ぼくの大好きなペンギン >

雨宮日記 3月21日(水) 父・節三さんと則子さんと3人で下石田の妹夫妻の家へ

2012年03月22日 22時15分36秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 3月21日(水) 父・節三さんと則子さんと3人で下石田の妹夫妻の家へ

 午後起きて、父と則子さんを乗せて家から東へ走りました。イオンの前をまっすぐ東へ、安間川を越えて「もんず」の交差点を左折、北へ走ると左(西)に馬頭観音のあることろで右へ入ると、下石田の妹夫妻の家です。

 父は、たぶん何年ぶりかでしょう。

 ガラス戸の向こうにいた飼い猫がアッという間に、2回に逃げてしまいました。

 父の入選した「浜松市民文芸」を渡して、則子さんが偶然、湖西市で出会った妹夫妻の親戚のご夫妻の話をして、いろいろ話をして、帰りました。

 「来年3月は90才の誕生祝いをしないと」
 「名古屋(兄夫婦)が来れる日なら、いつでもいいでしょ」
 「まず名古屋の予定を押さえないと」


 

浜松・放射線量測定情報 雨宮自宅定点A地点 3月21日(水)、3月22日(木)

2012年03月22日 22時10分11秒 | 地震・原発・津波・防災情報
浜松・放射線量測定情報 雨宮自宅定点A地点 3月21日(水)、3月22日(木)

 やっと当日「その日」のデータ掲載になりました。

 2012年3月21日(水)15時24分、晴れ(薄もやあり、雲量0%)、強風

 11回目から20回目、10回測定
  平均値 0.047 μSv/h    
  最大値 0.052 μSv/h 
  最小値 0.042 μSv/h 

 21回目から30回目、10回測定
  平均値 0.045 μSv/h 
  最大値 0.050 μSv/h 
  最小値 0.039 μSv/h 

 11回目から30回目、20回合計 
  平均値 0.046 μSv/h 
  最大値 0.052 μSv/h 
  最小値 0.039 μSv/h 


2012年3月22日(木)16時18分、晴れ(薄もやあり、雲量20%)、風少し強い

 11回目から20回目、10回測定
  平均値 0.048 μSv/h 
  最大値 0.053 μSv/h 
  最小値 0.043 μSv/h 

 21回目から30回目、10回測定
  平均値 0.053 μSv/h 
  最大値 0.058 μSv/h 
  最小値 0.043
 μSv/h 
 11回目から30回目、20回合計 
  平均値 0.050 μSv/h 
  最大値 0.058 μSv/h 
  最小値 0.043 μSv/h 







浜松・放射線量測定情報 雨宮自宅定点・A地点 3月21日(水)

2012年03月22日 05時35分44秒 | 地震・原発・津波・防災情報

浜松・放射線量測定情報 雨宮自宅定点・A地点 3月21日(水)

 2012年3月21日(水)15時24分、晴れ(雲量0%)、うすいモヤ?、強風

 11回目から20回目、10回測定
  平均値 0.047
  最大値 0.052
  最小値 0.042

 21回目から30回目、10回測定
  平均値 0.045
  最大値 0.050
  最小値 0.039

 11回目から30回目、20回合計 
  平均値 0.046
  最大値 0.052
  最小値 0.039



雨宮日記 3月20日(火) この春、いろんなことが終わり…

2012年03月21日 05時27分39秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 3月20日(火) この春、いろんなことが終わり…

 今日は、春分の日です。「春を分ける日」っていうと何のことか、わからなくなりますが、つまり、今日から、春が始まる日です。

 今年は寒くて、今日も、まだ「春の使者」であるツバメは飛んできていません。

 原作「日本沈没」にあるのかどうか読んでいませんが、マンガ版「日本沈没」では富士山麓に住む老人の実力者が「今年はツバメが来ない」とつぶやくシーンが印象的でした。新聞で「日本列島に冬鳥が来ない」とか「日本にウナギの稚魚(シラス)がこない」とか書いてあると、「西日本大震災」の予兆では?と思ってしまい、ドキッとします。

 ☆

 何もかも、すべて未来へ発展していくと考える「極楽的」「発展史観」は、ボクは持っていませんので、必ず「起承転開」となるとは思っていません。かなりの場合は「起承転結」で、物事は「終わる」のです。

 今日、3月20日に、浜北区のコープ(生協)のお店「ハーモス浜北」が、その歴史を閉じました。浜北区でここ近年に新たにできた大規模店舗との自由競争に耐えられなかったんですね。

 毎年5月末の原水爆禁止平和行進の、天竜→浜北コースの休憩場所で、毎年、おいしいスイカを食べれた場所がなくなってしまいました。

 ☆

 でも、哲学「弁証法哲学」では、本来、すべてのもの・ことは滅びていく、と教えているのですから、その歴史を閉じるのは、あたりまえのはず、なぜショックを受けるのか?

 つまり、滅びていくのは保守的・右翼的な側面。ものごとで、革新的・左翼的な側面・ものごとは絶対に滅びずに、永遠に発展していく「はず」「べき」という、まったく空想的な、リアルではない、無理な「願望」があるのでしょうね。

 ☆
 
 長く、この地域・曳馬中学校区で続いていた学童保育所「しまうまクラブ」も、その歴史を閉じることになりました。次女のIさんも、小学校低学年のとき、少しお世話になりましたし、指導員のSH先生や、OU先生もむかしから、よく知っている近しい知り合いです。

 長いあいだ、ごくろうさまでした。「ハーモス浜北」も、「しまうまクラブ」も、ありがとうございました。がんばってきた歴史を、未来に生かして欲しいです。

 そのためには、何が必要でしょうか。

  ☆

 今日、午前中、則子さんは、永年勤めた、たんぽぽ保育園の「社会福祉法人 たんぽぽ会」の理事長・副理事長交代の、記念式典で、伊場の呉竹荘に行きました。

 則子さんは、退任した理事長の河岸さんや副理事長の桑原さんの話を聞いて、記録をつくろう、智彦くん、手伝って、というので、いいよ、と言っておきました。

 これって「手伝う」より、ほとんど、智彦くん、やって。という話ですよね。

 でも、いいかも。やろうかな。

浜松・放射線量測定情報 雨宮自宅定点A地点 3月19日(月)、3月20日(火)

2012年03月21日 05時20分56秒 | 地震・原発・津波・防災情報
浜松・放射線量測定情報 雨宮自宅定点A地点 3月19日(月)、3月20日(火)

 2012年3月19日(月)15時12分、くもり(雲量50%)、強風

 11回目から20回目、10回測定
  平均値 0.049
  最大値 0.058
  最小値 0.039

 21回目から30回目、10回測定
  平均値 0.049
  最大値 0.057
  最小値 0.045

 11回目から30回目、20回合計 
  平均値 0.049
  最大値 0.058
  最小値 0.039

 
 2012年3月19日(日)16時08分、くもり(雲量100%)、風少し強い、少し寒い
 
 11回目から20回目、10回測定
  平均値 0.049
  最大値 0.050
  最小値 0.047

 21回目から30回目、10回測定
  平均値 0.044
  最大値 0.048
  最小値 0.040

 11回目から30回目、20回合計 
  平均値 0.046
  最大値 0.050
  最小値 0.040




雨宮日記 3月19日(月) 則子姫は忙しく動き回りながら、3食作って、娘と「ケイゾク」見て

2012年03月20日 05時06分53秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 3月19日(月) 則子姫は忙しく動き回りながら、3食作って、娘と「ケイゾク」見て

 則子さんは、午前中は節三さんの3つの病院の一つへの通院につきあってタクシーで診療所へ。ぼくは朝は眠っているので、お昼頃にタクシーで帰ってくる音だけを気づくくらいです。

 今日は、お酒の量が少ないので、眠りが浅くて、カラーでセリフ付きの夢も盛大でした。

  ☆
 
 午後起きたら、今月「最後の」1万円札がどこかに逃げたので、必死で探したら、ワイシャツのポケットに、洗ってカピカピになった白封筒に入っていました。あーあ、またやっちゃった。でも、1万円札って、ふつうの紙より丈夫ですね、びくともしてません。

 最初は市役所に午後2時から則子さんと1時間半くらい行く予定が入っていたのですが、向こうの都合でキャンセルになり、ちょっとホッとして、ぼくだけ用事をしに車ででかけました。

 則子さんは、居間で娘と「ケイゾク」を見ながら、本を読んでいます。

 家からすぐ西の三浦橋を通ったときに、「カワウ(川鵜)」が1羽、橋の下を南から北へ飛んでいきました。

 上島郵便局に行き郵便振り込みをしてから、谷島屋(やじまや)三方原店にいき、予約注文していた放射能関係の本と「連合赤軍」の本を買い、原発関係の本を何冊か注文しました。

 ☆

 娘(次女)は、日曜日・月曜日休みで、今日は折り紙の本で高度な折り紙に挑戦しています。最近「バイク」「ツーリング」の本を読んでいるので、娘も、そろそろ「化ける」のかもしれません。

 則子さん「心配じゃないの?」
 ぼく「いえ、楽しみです」

 ☆

 いま、深夜の仕事を終えて帰って来たのですが、今日は、腰が痛くて、ちょっと大変でした。すこし、毎日の行動をセーブしないと、動けなくなったら、やばいですね。自重します。



 

 

 

雨宮日記 3月18日(日) 則子さんは家の外で忙しく、ボクは家の内で忙しく

2012年03月19日 04時59分59秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 3月18日(日) 則子さんは家の外で忙しく、ボクは家の内で忙しく

 今日は「318」ですから「裁判の日」です。え、誰もそんなこと言わないって?今、ボクが決めました。

 則子さんはお昼前に、湖西市新居町で上映される映画「ヒロシマ」の会場で、被爆者援護法改定要請署名を被爆者の会の大和さんといっしょに集めるために、出かけました。

 1週間前の3月11日に、浜松の福祉交流センターホールで、昼夜2回上映されましたが、ぼくは昼間の「3・11浜松行動」で疲れて、家に帰って寝ていました。

 則子さんは「すごい、いい映画だよ。智彦くんも、見ないとダメだよ」って言うので、一緒に出かける気になっていたのですが、ちょっと疲れていたのと、自分の当面のパソコン編集作業が気になってしまい、午前11時頃、起きる決意ができませんでした。

 則子さんに「ごめん、今日はいけそうにない」と謝って、出かけてもらいました。

 則子さんは、午後は新居で、夜は、共産党の衆議院議員・佐々木憲昭さんの講演会が浜松労政会館に行ったので、帰って来たのは午後9時半頃でした。

 夕食は次女のIさんがつくってくれて、父とボクとIさんの3人で食べました。

 則子さんが帰って来たので「お茶、飲む_?」と、ぼくのいれたお茶を飲みながら、今日のことを話をしました。則子さんが新居町にいったら、映画を主催した湖西の原発反対の会の代表の方が、実は、ボクの妹が嫁いだ先の親戚なのだそうです。

 びっくりですね。

 それくらい、反原発の動きが広がっているってことでしょうか。

  ☆

 ぼくは外にはでかけず、自分の部屋でパソコンで、浜岡原発裁判の西部ニュース「希望」第2号を編集しました。則子さんや、他の事務局の人に点検してもらい、印刷にかけます。

 


浜松・放射線量測定情報 雨宮自宅定点A地点 3月17日(土)、3月18日(日)

2012年03月19日 04時50分06秒 | 地震・原発・津波・防災情報

浜松・放射線量測定情報 雨宮自宅定点A地点 3月17日(土)、3月18日(日)

 2012年3月17日(土)17時02分、くもり(雲量100%)、雨上がり、無風

 11回目から20回目、10回測定
  平均値 0.048
  最大値 0.053
  最小値 0.043

 21回目から30回目、10回測定
  平均値 0.045
  最大値 0.051
  最小値 0.037

 11回目から30回目、20回合計 
  平均値 0.046
  最大値 0.053
  最小値 0.037

 
 2012年3月18日(日)17時42分、くもり(雲量100%)雨上がり、微風
 
 11回目から20回目、10回測定
  平均値 0.047
  最大値 0.051
  最小値 0.040

 21回目から30回目、10回測定
  平均値 0.048
  最大値 0.050
  最小値 0.045

 11回目から30回目、20回合計 
  平均値 0.047
  最大値 0.051
  最小値 0.040

 9月に放射線量測定を始めてから6ヶ月(半年)経っているので、福島原発事故の放射線量は、半年で1割減っているはずです。

 つまり、単純に昨年9月の測定値×0.9ではなくて、① 3・11以前の放射線量+② 9月の福島原発事故の放射能×0.9 です。

 時間が無くて、半年分のデータのまとめをしていませんが、自宅データのまとめをしたいと思います。今年秋には、昨年秋から1年経ちますので「浜松市内2kmメッシュ」データの1年経った再測定をしたいと計画しています。

 

 


雨宮日記 3月17日(土) 父・節三さんが『浜松市民文芸57』「評論」で「市民文芸賞」

2012年03月18日 18時48分20秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 3月17日(土) 父・節三さんが『浜松市民文芸57』「評論」で「市民文芸賞」

 今日の午前中は、父・節三(せつぞう)さんが『浜松市民文芸57』「評論」で「市民文芸賞」をいただいたので、その表彰式で則子さんがいっしょにタクシーででかけました。

 今年は長塚節(たかし)さんと藤沢周平さんの比較評論「鍼(はり)の如く」で、その前編です。来年、後編を書いて、再来年は、ドナルド・キーンさんのことを書くそうです。

 これまでの授賞は以下のように紹介してきました。まず2010年 本と映像の森95 浜松文芸館編集『浜松市民文芸 55号』浜松市発行

 そして昨年の2011年 雨宮日記 1月22日(土) が「浜松市民文芸」の「市民


本と映像の森 194 野尻抱介さん著『南極点のピアピア動画』ハヤカワ文庫、2012年

2012年03月17日 20時11分26秒 | 本と映像の森
本と映像の森 194 野尻抱介さん著『南極点のピアピア動画』<ハヤカワ文庫JA>、早川書房、2012年2月25日、311ページ、定価620円+消費税

 発売日が2月25日の本を紹介って、早いですよね。実は、2月末に注文した本を本屋さんに取りに行って、そのお店をぶらっと見回って発見した本です。

 「本と映像の森 174 野尻抱介さん「歌う潜水艦とピアピア動画」」(2011年09月26日 05時27分52秒 | 本と映像の森)で紹介した作品のシリーズ4点が一気に読めます。

  1

 第1作「南極点のピアピア動画」は、日本の月探査機計画の一員・大学院生の蓮見省一さんと恋人の奈美さん、省一さんの友人で自己増殖ロボットの開発をしている川瀬郁夫さんの3人が主人公です。
 
 時代は近未来、月探査計画が月にクロムウェル・サドラー彗星が衝突したために月の空が晴れるまで当分停止、という状態で恋人にも逃げられた蓮見省一さんを主人公に、彗星の月への衝突で生じた粒子の流れを利用した宇宙旅行計画に応募することから始まります。

 つまり南極からロケットを打ち上げて2人乗りの飛行船がその流れに乗るわけです。

 省一さんはそのプランを、現実に存在する「ニコニコ動画」をモデルにした「ピアピア動画」にアップして、一気にファンを獲得、現実化していきます。

 そして「ニコニコ動画」のなかの仮想少女歌手「初音ミク」をモデルにしたボーカロイド「小隅レイ」さまが、もう一人の主人公です。

 省一さんは、宇宙にいけるのか?それも、奈美さんといっしょにいけるのか?

  2

 2作目は「コンビニエンスなピアピア動画」。「ハミングマート二本木店」に勤務する上田美保さんが主人公です。「ハミマ」は国内に9000店あります。

 美保さんの勤務するお店から始まった入店チャイムと新曲PRをリンクする試みが成功して、小隅レイの新曲が大ヒットします。

 その仕掛け手・ピアピア動画の桑野隆が見掛けた二本木店の蜘蛛(クモ)から宇宙計画が動き始めます。

  <ネタバレ、以下、読むな>

 なお、この連作では、1作目も、2作目も、4作目に至る伏線が張り巡らしてあって、1作目の「目標 自己増殖工場」も、2作目のコンビニ配送システムも、4作目で、ひとつにつながって、見事に生きています。

  3

 3作目の「歌う潜水艦とピアピア動画」は「本と映像の森 174」(2011年09月26日 05時27分52秒)で紹介したので省略

  4

 さあ「星間文明とピアピア動画」です。

 3作目の直接の続編で「2月18日、午前1時、沼津沖」に浮かび上がった「船」、あきらかに「潜水艦」から、3人が上陸するところから物語は始まります。

 これは、「小隅レイ」をモデルにした宇宙からの美少女「あーやきゅあ移動体」=「あーや」が人類と接触(コンタクト)し、人間たち一人ひとりに、個別に受け入れられていく物語です。

 つまり「宇宙との接触」は代表者と代表者ではなくて、一人とひとり、という、これまでの「コンタクト」概念をひっくり返す画期的理論だと思います。

 それと、もう一つ。野尻さんは、p278からp279で、郁夫さんと「あーや」の会話のなかで、生命体つまり生成物だけの文明、あるいはロボットか創作物だけの文明ではなく、両者が平等に入り交じって、同等の権利を持つ文明を考察しています。

 つまり、アシモフさんのアイデアを借りるなら、C>Feでもなく、C<Feでもなく、C+Feです

  ☆

 土曜の夜で、安心して酔っ払ってるので、紹介になったでしょうか。あとで見直して、気になったら修正します。
  

 

 

雨宮日記 3月16日(金)の2 3・11特集のテレビを見てラジオを聴いて

2012年03月17日 18時22分01秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 3月16日(金)の2 3・11特集のテレビを見てラジオを聴いて

 ここ1週間くらい、もう少し前もあるかな、3・11関連のテレビを見てラジオを聴きました。

  ☆

 まず、NHKラジオの深夜便。夜中に運転しながら聴きます。この前、聴いたのは、気仙郡に住むお医者さんで、3月11日に自宅の1階が津波で壊れ、その時、自宅から避難しようとして奥さんが2階にいて「なにしてるんだ!逃げるぞ」と言いにいった瞬間、津波が来て命をとりとめました。

 「ケセン語」の辞典を作った方で、クリスチャンで「ケセン語訳 福音書」を訳した方です。この山浦玄嗣(やまうら はるつぐ)さんが番組で、ギリシャ語「アガペー」を「愛」と訳したのはまちがいで、これは「大切」「大事(だいじ)」という意味だと言っていたのが「そうか!」と納得しました。
 
 「汝の敵を愛せよ」というのは「お前の敵でも、人間として大事にせよ」つまり「敵の権利も守れ」という全人類的な発想だったわけです。

 ご著書も新たに出ましたので、手に入れて読んだら報告します。

  ☆

 数日前にラジオで聴いたのは、声楽家の佐藤しのぶさんが師匠の団伊玖磨(いくま)さんのことを語ったインタビューです。これも団さんの作曲した過激「夕鶴」を見るか、聴きたくなりました。

 「夕鶴」で思い出したのが(演劇を見ました)、仲むつまじいつうと与ひょうの夫婦を金の力が引き裂いていく、つうが予ひょうの「声は聞こえるが意味がわからない」と悲痛なセリフ。

 金や権威や権力に毒されると、もう人の声や自然の響きは聞こえなくなります。

  ☆

 テレビでは、いちばん感覚的に良かったのは3月11日の「報道特集」です。雪の大熊町にキャスターが防護服で入って「人ひとりいない町」「時のとまった町」「放射線アラームが鳴り出す町」をさまよっていました。「ブックス アトム」という名前の本屋さん(なんて悲しい名前の本屋!と思ったけど、もしかしたら「鉄腕アトム」?)がありました。

 港町の復興をするのに市民の意見を聞かず、高い堤防の建設を決めてしまう自治体。

 地元の若者が集団で書いた市民プランに「復興資金は使い道が指定されているので堤防を建設しないなら返さないといけない」とにべもない自治体担当者。
  
 ようするに何にも変わってはいない。

 復興するとは建物や施設を建て直すことではなく、市民生活と人間の心の復興でなければ…。
 
 浜岡原発の防潮堤もそうですが、とにかく大量の鉄とコンクリを使えば、大建設会社がもうかるから、でしょうか。

 私たち浜松市民もそうですが、一人ひとりが自立しないように、心をテレビや新聞などのマスコミで縛り、生活を国の予算と大企業の製品で縛り、いいようにコントロールされていると感じました。

 埼玉県に非難したままのある町長さんは「私はだまされた」という自分抜きの傍観者で、福島県に残っている町民から県内への役場の帰還を求められて「町民の決めることだ」と。

 そして、被爆地だけではなく避難民のいる所でも、時間がのろのろと耐え難く過ぎていく状況がレポートされました。数ヶ月先さえ、未来が見えないのです。
 
  ☆

 3・11で何も変わっていない政界や財界や科学技術者やマスコミは、人間の心もなく、ただ「決めたこと」「上から言われたこと」をやっているので、責任感もないのですね。

 もちろん政界でも財界でも科学技術者でもマスコミ記者でも、この事態に「絶望」し、なんとか「希望」をつくりだそうと努力し始めた人たちが、たくさんいます。

 そういう、誰にも何ものにもコントロールされない、自分で考える人たちと共に歩みたいと思います。