雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

本と映像の森 247 福岡伸一著『フェルメール 光の王国』木楽舎

2013年04月06日 11時06分06秒 | 本と映像の森

本と映像の森 247 福岡伸一著『フェルメール 光の王国』木楽舎、2011年8月1日第1刷~2012年1月30日第4刷発行、254ページ、定価本体2200円+消費税5%

 生物学者福岡伸一さんの「美術書」です。この本を読まなかったら、静岡の「フェルメール、複製画展」にも行かなかったと思います。

 福岡さんが「光の画家」フェルメールの絵を実際に見て回る本ですが、並の美術書を越えて、その絵の置かれた美術館やその都市のたたずまい、あるいはその都市に生きていた人々、たとえば野口英世、エッシャー、ガロアなどにも触れ、フェルメールの絵の「絵解き」「謎解き」をしていくのが推理小説のようにおもしろいです。

 何よりの魅力は、たんなる美術評論ではなく、一つ一つの絵が、どうして魅力的なのかという分析・推理ですね。

 そしてその分析・推理で一歩一歩、フェルメールの謎を解明していきます。

 旅の最後は、フェルメールと同じ街デルフトで同時代に生きていた科学者(顕微鏡制作者)レーウエンフックが雇った画家がフェルメールではないかとの「推理」で終わります。

 ぼくはさらに推理すると、レーウエンフックが使った(作った?)顕微鏡は、同時代に生きていた哲学者でレンズ磨き屋のスピノザがかかわっているのではないか、と空想します。いまのところ、根拠はないのですが。

 第1章 オランダの光を紡ぐ旅

 第2章 アメリカの夢

 第3章 神々の愛でし人

 第4章 輝きのはじまり

 第5章 溶かされた界面、動き出した時間

 第6章 旅の終焉

 第7章 ある仮説

 

 

 

 


雨宮日記 4月4日(木) 則子さんが父の本・制作費を振り込みました

2013年04月05日 06時15分47秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 4月4日(木) 則子さんが父の本・制作費を振り込みました

 父の本『落葉松 ー自伝と文芸評論ー』があと少しで完成しますが、今日は則子さんが名古屋の出版社に、制作費23万円弱を郵便局で振り込みました。

 「振込に行ってくるね」と言って、バイクで家のそばの早出郵便局に行ったと思ったら、すぐ戻って来て「10万円以上の振り込みは、本人の確認が必要なので、免許証貸して」と言って、ボクの免許証を持って行きました。

 たぶん「振り込めサギ」で、確認をしたいということでしょうね。

 これで、本が完成して、家に送られてくるのが、4月22日ごろ、ということで、待つだけです。

 父の子どもたちや孫たちや親戚を呼ぶ「90才お祝い」の日が、4月27日(土)なので、なんとか間に合いそうです。ホッとしました。

 ☆

 則子さんが新たに就職するのに必要なので、以前の介護職場の本部の病院に則子さんが電話をしようとしたら、電話帳になくて、慌てたら、「久本病院」ではなくて、介護施設になっていました。

 その都田町にある「都ケアセンター」に、「智彦くん、車で行ってくれる?」と言うので、運転手で行きました。

 則子さんは「聖隷病院との競争に負けたのかな」と言ってましたが、どうなんでしょうか。施設は、なんだかひっそりとしていて、寂しい感じでした。

 


雨宮日記 4月3日(水) 昨年台風の塩害で痛んだイチョウが再生

2013年04月05日 05時58分06秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 4月3日(水) 昨年台風の塩害で痛んだイチョウが再生

 用事があって、領家の栄秀寺を訪問したら、去年、猛烈な台風の塩害でぼろぼろになった、有名なイチョウから緑の葉っぱが再生していました。

 生命力ですね。生きものってすごいな、と感動しました。

 イチョウの幹には、大きな穴が昔からあって、今日も、そこにたくさんのミツバチが出入りしていました。

 福岡伸一さんの著書を読むと、いのちって、自分の身体・成分をひたすら燃やして、「新陳代謝」させて、毎秒、新しくして生きているということが、わかります。

 大阪府知事だった黒田了一さんの短歌で

 「いのち燃ゆ わがいのち燃ゆ わが友の 幾百万の いのちひた燃ゆ」

 と歌っていました。

 最初、社会党と共産党の統一候補として大阪府知事選に立候補した時のエピソードで、反共攻撃で「あいつは赤だ」と言われたときに、黒田さんが言い返したことば。

 「私は赤だ、赤だと、言われますが、私は黒田、です」

  ☆

 写真は4月6日(土)にアップしました

 

 


東海の遺跡・寺社・地名 3 藤枝市の鬼岩寺(きがんじ)

2013年04月02日 05時36分53秒 | 東海の古代史

東海の遺跡・寺社・地名 3 藤枝市の鬼岩寺(きがんじ)

 藤枝市の生涯学習センターへ会議で行きましたが、ちょっと会議前の時間があったので、すぐ横の「鬼岩寺(きがんじ)」へ寄りました。

 「鬼の岩の寺」という名前が、興味深かったからです。

 鬼岩寺という名前のいわれは、昔、この付近に悪鬼(説明板では「魔魅(まみ)」とも)が出現して、「史跡 鬼かき石」で里人を悩ましたそうです。

 そこで、空海(くうかい)さん=弘法大師(こうぼうだいし)さん(8~9世紀の人ですね)が「真言秘密の法」という「超能力」で、鬼を石に封じ込めたということで「鬼岩寺」という名前になったそうです。

 つまり、古代のSFですよね。

 境内を探索しましたが、なかなか興味深い、一筋縄ではいかないお寺のようです。別途、書きます。

 古い古い、「石の文明」と、どうつきあうのか。鬼を中に封じ込められて、つまり「牢獄」の役割を果たしている「石」はどう思っているのでしょうか。

 鬼岩寺は南向きです。


雨宮日記 3月31日(日) 静岡市で「フェルメール」複製画展に

2013年04月01日 05時24分01秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 3月31日(日) 静岡市で「フェルメール」複製画展に

 ふたりとも生物学者の「福岡伸一」さんマニアなので、福岡さんの「フェルメール」熱に侵されて、静岡市呉服町の「5風来(ごふく)館8F」で開かれていた、フェルメール複製画展に2人で行きました。

 ぼくは、日常生活は深夜から早朝まで仕事をして、朝からお昼頃まで眠る生活なので、午前中は眠いのです。無理して起きて、午前11時頃に家を出て、遠鉄電車に乗り、JR東海道線で静岡へ。坐席で則子さんによたりかかって、過ごしました。

 静岡駅で降りて、地下道と地上で会場へ。浜松と違って、すごく人手が多いです。浜松は都市計画の大失敗ですね。

 朝も昼も食べてなかったので、お腹がすいてしまい、地下街のラーメン屋で食べました。ぼくは味噌ラーメン、則子さんは醤油ラーメン。おいしかったです。

 会場に着いて、複製画展を見ました。フェルメールの全作品37点が、精密なコピーで見れます。

 案内ガイドを500円で借りて、ふたりで二つのイヤホンで聴きました。

 しかも、「写真撮影自由」です。ただし、フラッシュはたかないで」というので、嬉しくなって、則子さんがぼくを「いいかげんにしなさい!」と「しばく」くらい、自由に撮影しました。

 当時のオランダの画家・フェルメールと、初めて人間の精子を顕微鏡で見たレーウエンフックと、その顕微鏡のレンズを磨いたかも知れない、稼ぎはレンズ磨きの哲学者スピノザ、その3人の人間関係のからみあいが、とても魅力的です。

 

 


雨宮日記 3月30日(土) 桜満開の日に花見も行かず、会議に…

2013年04月01日 05時12分29秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 3月30日(土) 桜満開の日に花見も行かず、会議に…

 浜松は今日は、桜が満開です。昨日は、浜松市役所に用事で行ったら、駐車場がひどく混んでいて、たぶん、花見に来た人が市役所の駐車場に止めていたんだと思います。

 午後1時から、藤枝市で「浜岡原発永久停止裁判静岡県の会」の第1回役員会に参加のため、則子さんとマイカーで午前10時半に出発、最初、市野町のイオン前を通る道を行こうとしたら、すごく混んでいたので、すぐ一本南の細い道(パチンコ楽園の北を通る道)を行きました。

 Oさんの家まで行き、Oさんの車で藤枝へ向かいました。

 途中は、「あれは山桜かな」と桜があっちこっちで満開でした。

 お花見の車なのか、ところどころバイパスが渋滞で、下に降りたりして、なんとか、1時間半で会場に着きました。

 ☆

 密度の濃い会議を終えて、ホッとして家路につきました。

 写真は、金曜日に撮影した浜松城の桜です。