駿 府 は 96 か 町

駿府はちぃっと覇気がないけぇが,御所(ごせ)っぽくていいじゃん【ごせっぽい≒平穏でせいせいしている様】

静岡駅南口と帰ってきた児童会館のカンちゃん

2010年01月22日 05時00分00秒 | 街かどのメヌエット
▽静岡駅南口駅舎


ここはJR静岡駅南口です。
北口と南口の間は、深夜の数時間を除いてコンコースを自由に通り抜けられます。

在来線が高架になる前は、いちいち入場券を買って通り抜けていたことなど
現在の形しか知らない世代の人にとっては信じられないかも知れません。

ただ、北口広場が以前にくらべ大幅に広げられ整備されているのに対し、南口は整備が遅れています。

静岡駅を発着するバスは、ほとんどが北口からとなっていますが
それでも2路線のバスが南口から発着しています。

そのバスとタクシーだけでも狭いのに、一般車が入り乱れて混雑に拍車をかけ
バスのスムーズな発着を妨げています。
県都の駅前にしては、あまりに狭すぎるようです。
(呉服町通りなど、過剰かと思われるほど駐車違反が取り締まられていますが、
この南口は中央署と南署の管轄界のためなのか、なぜか放置状態。
こういう場所こそ取り締まりが必要かと思われるのですが・・・)

 都市計画では,この広場を東側のセンチュリーホテル前まで広げる計画になっているようですが、かなり先のことになると思われます。


▽南口再開発ビル「エスパティオ」


それはともかく、南口のすぐ目の前にエスパティオという再開発ビルがあり
その8~10階に静岡科学館「る・く・る」が入居しています。

この「る・く・る」の前身は駿府城公園にあった児童会館で
1957年に県により設置され、1973年に静岡市へ移管されたものです。

県で設置した当時は、全国的にも先進施設として注目されたようですが
市へ移管された後は、施設、設備の老朽化は否めず
建て替えが模索され、1980年代には市の総合計画にも建て替えが盛り込まれていたようです。

しかし用地難からなかなか実現されず、80年代後期の一時的な改修を経て
 2004年にようやくこの再開発ビル内に「る・く・る」として開設されたものです。


▽上部中央が「カンちゃん」


児童会館と言えば、入口にロボットのカンちゃんがいて
入場してくる子どもたちのお出迎えをしていました。

このロボットのデザインは手塚治虫氏のデザインだとか
ただ、色自体はもともとは赤系統の色だったと記憶していますが
80年代後期に児童会館が改修されたとき、ブルー系統に変更されたのだと思われます。

そのカンちゃんですが
2月14日まで「る・く・る」で「ロボットワールド」という企画展示が行われ
そこに、もうとっくに廃棄処分にされてしまったとばかり思ってた「カンちゃん」も出展されているようです。

 カンちゃんをなつかしく思う方、ぜひこの機会に会いに行かれたらどうでしょうか・・・


▽ついでに「る・く・る」のラッピングバス(しずてつジャストラインバス)


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