▽ 葵区 紺屋町(こうやまち)にて青葉中商連による面踊り
▽ 葵区 馬場町(ばばんちょう)静岡浅間神社参道
▽ 駿府の山車はすべて江戸型(後部の勾欄の上部には人形を載せている)
▽ 最も大型で、最も古い(1886年)神武車、戦前は宮ケ崎町が所有していたという
▽ 最も新しい(1996年)咲耶車
廿日会祭(はつかえさい)のお踟(おねり:山車の巡行)は
駿府の町々に春を届けてくれるかのような
心うきたつものがあります。
おねりに「練」ではなく「踟」の字を当るのは
木遣りを歌いながら山車を牛に曳かせる
いかにも穏やかな気質の静岡らしさを
思わせるものがあります。
(5年ほど前から牛の調達が困難なためか
牛に曳かせるものが順次少なくなり
現在は皆無になってしまったのは残念です。)
昨年は震災の影響で中止されたため
2年ぶりの巡行です。
戦後始まった静岡まつりは、廿日会祭に連動して
(役所側は政教分離に配慮してか
「呼応して」といかにも役所的な責任逃れのような言い方をしている)
当初は全く同じ日程の4月1日~5日に実施されていました。
つまり市民感覚で言えば
廿日会祭≒静岡まつりだったのですが
近年、静岡まつりは休日重視となり
今年はついに静岡まつりの方は4月6~8日となり
完全分離となってしまいました。
まあ、官製の静岡まつりは
奇をてらうようなものばかり実施していますので
かえってすっきりなのかもしれません。
それにしても
山車の巡行を市をあげて支援している
川越まつりなどと比較して(川越市役所所有の山車もある)
伝統軽視の静岡市という印象は
ぬぐいさることはできないのですが・・・・・
(もちろん政教分離は大事ですが
支援する方法はあると思われます。)