玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

別口

2006年12月17日 | 捨て猫の独り言

 震災時のために備蓄してある乾パンがある。その賞味期限が切れた。乾パンの処分費用も馬鹿にならない。出来れば箱ごとの持ち帰りの協力要請が教職員に出た。前回は古い乾パンの缶を教室で生徒に分配していた。方針転換である。なるほど賞味期限切れの乾パンを食べた生徒に異変があると困る。訴訟行為に日本社会は神経質になってきている。教職員は自由意志で持ち帰りビールのつまみにするだろう。

 投資信託の商品を購入するとき、元本割れのリスクのあるものについては資産の何割までとの忠告がある。日常の生活費とギャンブルの費用は同じ出費でも私の金銭感覚はまるで異なる。別口である。一方は節約が目的になり一方は浪費が目的である。まるで正反対の感覚である。財布の紛失の時にはいつしか浪費の感覚になっていた。

 慎重で堅実な生活ぶりの父の唯一の道楽は宝くじである。寄付行為だと強がりを言いながら未練のない出費ぶりだ。競馬の借金で警察官が強盗に押し入ることもある。宝くじはともかく競馬などのギャンブル資金には収入の何割までと自ら歯止めをかけるべきだ。その上で別口の生活を楽しむのが理想である。

 女性には浪費家が少ないのではないか。例えば競馬ファンは男性が圧倒的に多いだろう。来春あたりに競馬場に出かけてこのあたりのことを観察してみよう。満腹にもかかわらず菓子やデザートなどを好むのは女性に多いようだ。これは別口でなく別腹と言うのであった。

コメント (1)
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