要人の発言は慎重を期される。だから安倍氏の発言はあんなに回りくどくて、要点がぼける。それに比べれば石原都知事の発言はハラハラするほどにハッキリしているが、解り易い代わりに傲慢だ。最近(恐らく一時的だろうが)少々風向きが変わってきたけれど。
朝に夕に柳沢発言が取りざたされている。もうイイヨと言いたいほどだ。更に次なる発言もいただけない。「若い人たちは結婚したい。子供を2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいる」と来た。不評を取り戻すべく極めて丁重に言葉を選んだつもりだろう。しかしヤッパリ違和感は否めない。案の定問題視された部分もあった。本人はそんなつもりは毛頭ナイ。そんな年代の方々が政治のいわゆる”長老”というのが日本の現状で淋しい。
一方厚生労働省の諮問機関の委員である人材派遣会社社長の奥谷礼子氏は、「経営者は過労死するまで働けとは言わない。過労死は自己管理の問題だ」と言い切っている。娯楽番組「TVタックル」でもかなり過激な発言をしている人だが、これはもう確信犯に近い。概ね活躍している女性にはエールを送りたいのだけど、このタイプにはチョット。それにしても先進国に数え上げられる日本。色んなトップか、そこへ近い人に女性を登用しなければ変わりようがないと思うけれど。(ピラミッドの周辺で)