玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

容易でないマッチング

2011年05月04日 | ねったぼのつぶやき

 月が変わり薫風香る季節となった。アレから50日余。塞ぎがちな日々を過ごす内、追っかけてきた萌え出る若葉の息吹に驚かされている。守り抜くべ吾子はとうに人の親になり、御身だけの心配をすれば事足りる我が身なれど、漠たる放射能不安に穏やかな心は保てない。関係者の苦労を偲びな乍も、これからの数年・いや数十年懸るという報道に呆然となる。

002  共働き中とても貴重だったGW。この時期を待ちかねてたボランテアの申し出に、担当者は苦慮しているらしい。母もGWになると、九州の果てから新幹線を乗り継いで上京して来ていた。「折りたたみ式鉄道路線図」は、車中何度も繰り返し繰っていたせいで、擦り切れてテープで繕われ草臥れていた。又、緑道をくぐる度に新緑の勢いに圧倒されていた。

 私も「今私に出来る事を何か?」と思い悩んだ。この界隈は地方からの大学生が多い。被災地域内外出身者で苦労してる新入(含む予備校)生・在学生が居るかも・・と思い「一年間部屋と食費をボランテアします」とさる大学の守衛室に申し出た。電話口に出た学生課の職員は捗々しくない問答の末・・「寮もありますし・・奨学金制度もありますから・・」と言下に給う。已む無く口コミと市役所・PC上で3~4ケ所登録したのだが未だ問い合わせはない。私の前のめりの気分も幾分あせて来た。PC上で見る限り、その種の申し出は多々あるが成約組は意外に少なく、マッチングの困難さを改めて知らされている。

コメント (1)
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