玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*ひとりの生活

2018年08月02日 | 捨て猫の独り言

 ここ6年近く、私の8月はひとりの生活というパターンが続いている。計らずも私にとって貴重な時間になっている。シングルマザーの娘の女親は、7週間を日本の学校で過ごした二人の孫娘を送り届け、そのまま生活応援のためアトランタで暮らしてから帰国する。8月にあちらの学校では新学期が始まる。

 孫娘たちがいなくなって、しばらくして部屋の模様替えに取りかかる。表に「トランプ、かるた、おりがみ」と書かれた紙箱を見ると胸が詰まる思いがする。締め切った部屋でこっそり準備して、夕食後にマジックショーやゲームナイトにジジババを招待してくれた晩が何回かあった。

 アトランタ行きの荷物のあらゆる隙間に納豆パックが詰め込まれていた。あちらで納豆はそれほど安くないらしい。また保冷剤(クールパック)を持ってゆくという。暑さしのぎにハンカチで包んで首に巻くためだ。あちらの物は大きすぎてそれ用に使えない。(鹿児島市の仙厳園にて・カノコユリ)

 

 三人を成田で見送った翌日、慶事のために台風12号を道連れに鹿児島行き、3泊して無人の家に帰った。これまで収穫が多かった庭のキュウリは、大きくなり過ぎた3本を最後に引き抜いた。トマト、ニガウリ、ピーマンはこれからいいペースで収穫できそうだ。冷蔵庫を空にするのが私の8月の楽しみの一つになっている。

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