小雪を迎えると、玉川上水の黄葉が加速し、見る見るうちにイエロー一色に包まれ、頂点に達すると「黄金の路」が出現する。新田開発当時から入植した人々によって落葉樹が植えられ、雑木林として大切に管理されてきた歴史が受け継がれている。玉川上水の黄葉を担うのはコナラ、クヌギ、イヌシデ、ミズキ、エノキ、エゴ、ムラサキシキブ、ヤマブキなどだ。(鈴木忠司・玉川上水の四季より)
庭のカキ、ハナミズキ、サルスベリはいさぎよく葉を落とした。それらにくらべて、ウメはよれよれの病葉を残している。早春に清楚な花を咲かせるのが信じられないほどだ。そして、いつもの場所には薄いピンクのネリネが咲いている。今年、初めてニンジンの種をまいたが大失敗。葉は繁ったものの収穫はゼロだった。畑ではチンゲン菜が虫食い状態の無残な姿を見せている。しかしシュンギクには虫は来ない。
先の信州旅行で手に入れた20個ほどの渋柿を皮むきして軒先に吊るした。カキの数はささやかだが、なかなかいい景色である。さて新聞に、記事ではなく写真の訂正が出ていた。この訂正写真を見て、確認のために何度か鏡の前に立っていろいろと確かめることにした。私は右の目が悪いのに、こちら向きの鏡の中の私は左の目が悪いことになっている。